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「大倉今なにやってんの？」
「事務やってる」
「あれ？前営業やなかったっけ？」
「変わってもらってん。覚えてる？七瀬の…」
「大倉の好きなコやっけ？」
「そそ、同じ営業の丸山さんと結婚してん」
「えぇっ！？そうなん！？前七瀬も俺こと好きかもしれへんとか言うとったやん！」
「あれ俺の勘違いやった…、詳しくは俺を通り越した先にいる丸山さんを見とったらしい…」
「うわっ、悲しいヤツやそれ」
いつもは控えてる酒を次から次へと頼むヤス
あれ、こいつこんな飲めるほうやっけ？
とか
これもしかしたらヤス潰れるんとちゃうか？
とか
いろいろ考えて、ペースを落とす俺
ベロベロに酔っ払う俺に水を入れたりして調整してくれるのがヤスって言うんがいつものパターンなんやけど
今日は逆になりそうや
「ヤス、ちょお1回水飲みって、ほら、」
「いややぁ〜」
「ヤース！」
「俺これのむぅ」ｺﾞｸﾝｯ
「また酒！アカンて、フラフラなるで！？」
「あ、おぉくらこれ見てぇー？オクラの天ぷらやでぇ〜♪」
案の定気分が良さそうにヘラヘラ笑うヤスの出来上がり
水飲め言うても飲まへんし
食べへんくせにオクラの天ぷらめっちゃ頼むし
てかなんでオクラの天ぷらばっかやねん！違うもん頼んでたら俺飽きずに食えたのに！
「お〜くらとオクラ〜♪ んふふ〜♪」
「ちょ、ヤス」
終いには結構ボリューム大きい高めの声で変に歌い始める
かと思いきや、急に電池が切れたようにパタリと机に突っ伏してもうた
「ヤス？寝るなら家かえんで」
「んむぅ…」
「ヤス！」
「んんー、さやかぁ？」
「さやかちゃう！」
ヤスをユラユラ揺らして起こしてる間、カランカラン
店の扉が開く音がした
何の気なしにふいと入口見れば
「A…？」
色黒で男前な人の隣で笑うA
俺の呟いた声が聞こえたのか、そうやないのかわからんけど
パチッと目が合って
あ、おーくらだ
って口が動いて
手を振った
おもちゃを見つけた子供のように楽しそうに、パタパタと歩いてきたA
なんの偶然やろか
今まで仕事頑張ってきた俺への神様からのプレゼントやろうか？
嬉しくて頬が緩む
と
急に立ち止まったA
一瞬、苦いような顔をして
くるりと来た道をもどって男と一緒に店から出ていった
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しろ(プロフ) - スマホの画面の前で百面相してます((、とっっても面白いです！！！更新楽しみにしてます！！！久々に胸がギューってなる感覚に襲われてます！！！！ありがとうございます！！！！！ (2019年8月4日 1時) (
レス) id: 2553ba5fcd (このIDを非表示/違反報告)
応援人(プロフ) - おおお！！面白い方向に向かっている！！頑張ってください！ (2019年6月1日 22時) (レス) id: 88d2144e7b (このIDを非表示/違反報告)
碧結(プロフ) - 応援人さん» コメントありがとうございます！！面白いと言われるとなんだか照れくさいですね笑 これからも楽しんで貰えるよう頑張ります！！よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年5月26日 0時) (レス) id: e413d80d5c (このIDを非表示/違反報告)
応援人(プロフ) - 面白いです！わたしは基本的に自分の名前が出てくる小説は読まない派だったけれど、この小説…どんどん進みます！面白い！面白い！面白いです（大事なことなので3回言いました） (2019年5月25日 18時) (レス) id: 88d2144e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧結 | 作成日時：2019年5月21日 12時
