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目が覚めると見慣れない家。
隣には濱ちゃんがいた。
紫「お、シゲ起きた？おはよう。」
「俺、昨日……濱ちゃん呼んで、」
紫「覚えてへんの？駅のトイレでゲロゲロしてたやん。」
「ゲロゲロ言わんでや。思い出したわ。
ごめんなほんまに、今日休み？」
紫「そう。マネージャーからシゲもオフやって聞いたから寝かせとこかな思って。」
「そっか、オフなんや、」
紫「調子どう？」
「頭、ガンガンするっ、」
紫「シゲがあんな悪酔いしてんの初めて見たわ。」
「……グラス半分しか飲んでへんねんけどなぁ、」
紫「体調悪かったら早く酒回るで？」
「そうなん？」
紫「そうそう、昔熱あるときに酒飲んだら一口で二日酔いなったなぁ。」
「知らんかった。」
紫「シゲ、飲まされた？」
「……今回のドラマ、毎回夜の撮影終わりに飲み会があんねん。俺一番年下やし、結構飲まされてて、」
紫「一昨日も？」
「最近は毎日っ、断りたかってんけど、」
あかん、泣きそうやっ、
俯いていると、
紫「……断れへんよなぁ。わかるで。」
頭をポンと撫でられた、
紫「よう頑張ったな。お疲れさん。」
その一言でギリギリで保っていた何かが崩れた。
本当はずっと誰かに、頑張ったね。って言ってほしかったのかもしれへん。
「はまちゃっ……おれっ…っく、」
あの日が俺の人生で一番泣いた日。
我慢していたものが全部、流れ出ていく気がした。
あ、濱ちゃんのお気に入りのシャツを涙と鼻水でびっちょびちょにしてしまったのは秘密やで？
end.)
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
はましげの空気感が好きです。
今回は濱ちゃんって空気清浄機みたいだなぁ、ってところから膨らんで生まれたお話です。
マイナスな感情を吹き飛ばして綺麗な心にしてくれる、そんなイメージです。
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きき(プロフ) - 女性イルカさん» 作品整理のためパレットは消してしまいました…お話はTwitterの方に移行してあるので、お手数ですがそちらからご覧いただけると幸いです（ ; ; ） (2020年7月24日 21時) (
レス) id: f57d40830c (このIDを非表示/違反報告)
女性イルカ(プロフ) - すみません！パレットのパスワードってどこでわかりますか？ (2020年7月24日 3時) (レス) id: c0dedb0308 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - エミーリアさん» コメントありがとうございます！正解です…！わかってくださる方がいて嬉しいです（ ; ; ）最高だなんて…ありがとうございます！ぜひこれからも読みにきてください！ (2020年5月31日 12時) (レス) id: f57d40830c (このIDを非表示/違反報告)
エミーリア(プロフ) - 最上の命医ですよね？！あれ大好きですっ！！お二人とも医者設定っていう時点で最高だと思ってたんですけど、やっぱり最高でした！！ききさん、最高ですっ！ (2020年5月31日 2時) (レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - ききさん» ええ〜ありがとうございます！！（ ; ; ）たのしみにしています！ (2020年5月5日 11時) (レス) id: eb910860dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2020年4月6日 23時
