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Yellow side.
中学3年生の親戚、照史の異変を知ったのはお正月に家に遊びに行ったとき。
そこで初めて知った、照史が学校でのトラブルで学校に行けへんくなって心身共に弱っている、なんて信じられへん事実。
俺にもビクビクして、明るくて笑顔が絶えへん照史とは別人。
環境変えなあかんなぁ。
なんて叔母さんの呟きがきっかけやったんやと思う。
「照史、俺んち来る？」
気付けばそう提案していた。
照史「え？」
照史も叔母さんもびっくり顔。
「俺、一人暮らしやねん。
ここからはちょっと遠いけど静かな土地やし、元気になるにはええ場所やと思うねん。仕事は自宅作業やし。
突然ごめんな、照史が決めたらええよ。」
随分照史は考え込んでしまって、そんときは保留になったけど、数日後照史が了承したって返事が来た。
そんなこんなで始まった俺と照史の日常。
朝7:30。
いつも早めに目が覚める照史に合わせて、朝の体調確認。
「照史、体調…悪そうやな。」
汗で乱れた前髪をかき分けて体温を測る。
熱はないみたいや。
照史「お腹っ、」
「お腹か。気持ち悪いとかある？」
「ちょっと、」
「そりゃしんどいなぁ。」
症状は日によってバラバラやけど、朝は特に酷いみたいでほとんど毎日こんな調子。
背中を丸める照史を見て、ほんの数日で何度代わってあげたいって思ったことか。
引越してきたばかりやし、ストレスかかるよな。
なんて考えていると、
照史「淳太くん、」
名前を呼ばれた。
「ん？」
照史「淳太くんは、嘘つかへん？」
「……照史、ゆっくりでええから俺の目見て。」
俯いていた顔がゆっくりと上がって、やっと目が合った。不安でゆらゆらと揺れる瞳。
「俺は正直やで。」
目が合えば気持ちが通じる。
何かの本で読んだみたいに、照史に俺の気持ちが届けばええなぁ。なんて。
「伝わる？」
照史「ん、」
どうやら伝わったみたい。
「ほんま？よかった。」
張り詰めていた顔が緩んで一安心。
湯たんぽを渡して、辛かったら呼んでな。なんて声をかける。まぁ、声をかけてくれたことはないねんけど。
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きき(プロフ) - 女性イルカさん» 作品整理のためパレットは消してしまいました…お話はTwitterの方に移行してあるので、お手数ですがそちらからご覧いただけると幸いです（ ; ; ） (2020年7月24日 21時) (
レス) id: f57d40830c (このIDを非表示/違反報告)
女性イルカ(プロフ) - すみません！パレットのパスワードってどこでわかりますか？ (2020年7月24日 3時) (レス) id: c0dedb0308 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - エミーリアさん» コメントありがとうございます！正解です…！わかってくださる方がいて嬉しいです（ ; ; ）最高だなんて…ありがとうございます！ぜひこれからも読みにきてください！ (2020年5月31日 12時) (レス) id: f57d40830c (このIDを非表示/違反報告)
エミーリア(プロフ) - 最上の命医ですよね？！あれ大好きですっ！！お二人とも医者設定っていう時点で最高だと思ってたんですけど、やっぱり最高でした！！ききさん、最高ですっ！ (2020年5月31日 2時) (レス) id: f671841eb7 (このIDを非表示/違反報告)
夏空(プロフ) - ききさん» ええ〜ありがとうございます！！（ ; ; ）たのしみにしています！ (2020年5月5日 11時) (レス) id: eb910860dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2020年4月6日 23時
