イベント ページ43
「冥界さあああああん!!」
「うわああっ!!? な、なに!?!?」
急に部屋に入ってきた少年に驚いて思わず読んでいた本を隠す。
いや、別にそんなやましい事をしてたわけじゃないよ!?反射的に隠しちゃったんだよ反射的に!!あるあるだろ!?
少年はしばらく肩で息をしていたが、いつかと同じように持っていた雑誌を私に突きつけてきた。
「やばいですよ冥界さん!! 見てください!!」
すごい剣幕の少年から雑誌を受け取って表紙を見る。
「え、これ三月号じゃん」
その表紙にはしっかりと三と言う数字が書かれていた。
「そうですよ!!現世ではもう三月ですよ!!
駄作者のネタ切れのせいで もう僕達には月々のイベントをやるしかやる事がないのに!!」
まじでか。
冥界さん、そんなに時代遅れしてたのか。
って言うかそれは私じゃなくて駄作者の問題じゃないか?
「あー……」となんとも言えない声を出して、ペラペラと雑誌をめくる。
そうか…もう三月か…。
だから門松飾ってたのうちだけだった訳か。
「……よし、」
雑誌を少年に返して立ち上がる。
「…冥界さん?」
「少年!! 遅れてた分を取り返すぞ!! 」
少年は何がしたいのかわからないという顔をしていた。
「忙しくなるぞ!!」
〜冥界の主観察日記〜
・冥界さんはなにやらやる気満々だ。
そのやる気を是非とも仕事に使っていただきたい。
「わ、悪かったな!! 仕事もちゃんとやるって!!」
6人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒猫柚月(プロフ) - 少年君、面白いです! (2016年5月26日 21時) (レス) id: b28f5a93d4 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜アルペジオ(プロフ) - たのしみにしてます!! (2016年2月26日 17時) (レス) id: b28f5a93d4 (このIDを非表示/違反報告)
白桜 - とても面白いです!いつも読ませてもらってます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: b28f5a93d4 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - おもしろかったです!よかったら私の作品 見てください (2016年2月10日 15時) (レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka(プロフ) - ヘモグロビンさん» いえいえ。ありがとうございます。 (2015年12月25日 20時) (レス) id: a1946caf5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:でんでんむしの奇行種 x他2人 | 作成日時:2015年3月7日 20時