第11話 ページ11
注文を終える。
さくらちゃんは指にくるくると髪の毛を巻きながら、笑顔で皆の顔を見つめる。
「食べ終わったらどれ乗るん？」
そんなさくらちゃんからは、ワクワクとした感じが伝わってくる。
「ジェットコース「食後だからゆっくりしたやつの方がええやろ」
あっさりとあたしの提案反対。
せっかく考えたのに…聞いたの誰だよ。
それなら遊園地になんて来なければいいのに、と思ってしまう自分。
「あ！バンジージャン「食後じゃなくても嫌や！」
何かが切れたように、あたしの体は熱くなる。
「聞いたのさくらちゃんだよね！？」
バンジージャンプもジェットコースターも乗りたかった。
そんなあたしを見て、さくらちゃんはため息をつく。
こっちがため息をつきたいくらい。
「…コーヒーカップとかでええやろ」
基準は何だ。
「コーヒーカップ気持ち悪くなるんじゃ…」
コーヒーカップは激しく回転する。
食後に乗るんだから、コーヒーカップこそ却下すべき乗り物だ。
「文句あるんか？」
鬼の形相であたしを睨むさくらちゃん。
もはや陵も龍も手を出せない。
あたしとさくらちゃんの２人で来たみたいじゃん。
「あ、Aさんとさくらさんが決めたのものでいいですよ」
「俺も」
人任せ？それとも本当に何でもいいと思ってる？
…どっちにしても人任せ。
「まあいいや。じゃあその後はジェットコー「絶対嫌や！」
怒りが込み上げる。
さくらちゃんは再びため息をつき、もっと苛立ちを覚えた。
それから食事が運ばれてきてからも、さくらちゃんとあたしで騒ぎながら、食後の計画をたてていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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アスナ - 自己紹介遅れましたっ アスナです かなり前の小説も読んでいました (2014年5月10日 10時) (
レス) id: e368bf5b6c (このIDを非表示/違反報告)
アスナ - ユッピンsの携帯小説超ー面白いです。 (2014年5月10日 10時) (レス) id: e368bf5b6c (このIDを非表示/違反報告)
なふ - 面白いですね＾＾ (2013年1月30日 20時) (レス) id: cb12dd4432 (このIDを非表示/違反報告)
れい - あっ・・・よろしくお願します！かなり前の小説も全て読みました！面白かったです(^^♪ (2012年11月10日 12時) (レス) id: 0c4cd3b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
れい - すっごくおもしろいです！ (2012年11月10日 12時) (レス) id: 0c4cd3b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユッピン♪ | 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=sennkouhanabi
作成日時：2012年3月25日 11時
