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『え、豆原さん、?』









豆原「大丈夫ですか?
ごめんなさいすぐ声掛けてあげられなくて。
とりあえず俺と一緒に次の駅で降りましょう。」









犯人「待てよ!俺は痴漢なんてやってない!」









「ねぇ痴漢だって」

「やば」

「やってないって言ってるし。さっさと認めろよ。」









まわりのお客さんも気づいたようで、車内がざわざわしてきた。









どうしよう、見られてる。




自分は被害者なはずなのに、恥ずかしい。



早く電車を降りたい。









豆原「とりあえずこのパーカー着てください。
フード被れば顔も隠れるし、万が一知り合いに見られてもバレないと思います。」





『え、でも』







豆原「遠慮しなくて大丈夫です!!
…あ、俺の脱いだあとのパーカーとか無理っすよね!!すいません、」





彼の顔がまた赤くなっていた。









『全然気にしないです。
ありがとうございます、お借りします。』









そう言って借りたパーカーは、瑠姫のように香水は使っていないのだろう、柔軟剤の匂いがした。

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設定タグ:JO1 , 白岩瑠姫 , 豆原一成   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2021年10月10日 22時

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