save the world (ページ29)

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第25話それぞれの能力ページ29

そういえば、この世界の人達は皆、何か(私から見たら)変わった能力があるんだろうか

「そうだね、訂正？はあるかなぁ」

『？？』

「紫耀、"適正"な」

「魔法なんかだと、分かりやすいよね」

「俺は、ドーン！とかっこよくいきたいから攻撃魔法やねん」

「俺は、守りたい気持ちが強いから、たぶん回復とか補助魔法が出来るんだと思う」

「ジンは、もともと武術やってたからね」

「そうだね、そこは自信ある」

「紫耀は、とにかく体を動かす系が昔から凄かったから、剣もすごいけど、実は体術系も行けるんだよ」

「うん、何もしてないけどなんか筋肉いっぱい付いてく」

「岸くんは？」

「俺は、子供の頃に魔物に襲われた事があったんだけど、助けてくれた人がナイフ使っててさ。めっちゃかっこよかったの！それでめちゃくちゃ練習した！」

「ふーん」

「おいっ興味持てよ！聞いといてそのリアクションかよっ」

「海人はちょっと特殊だよね」

「うん、絵は好きでいつも描いてたんだけど、この花うまく描けたからお姉ちゃんにあげたいなって思ったら、スケッチブックから出てきた」

『すご………』

「使いこなすまでに時間かかって、その間は皆の足を引っ張っちゃったけど、だいぶ上達したよー！」

みんな凄いなぁ
才能と努力だよね

「Aちゃんの能力開発してみない？」

『へ⁈』

岸くんがとんでも無い事を言い出した

「何かあるかもしんねぇじゃん」

「いいね！俺らがいれば安心だけど、身を守る術は多ければ多いほどいいし」

「攻撃魔法、試してみぃひん？魔法しか効かへんのが出た時、多いとバリだるいねん」

「廉は、1人で大丈夫でしょ！Aちゃん、絵、描いてみよっか」

「ナイフ「「「「「危ないからダメ」」」」」過保護っ！！」

「みんな下心、見え見えだから！」

「「いーじゃん！」」
「えーやん！」

「戦闘系では無さそうだから、玄樹と似た系統？」

「じゃ、手の平を上に向けて両手を前に出してみて。水を掬うみたいな感じ」

『こう？』

玄樹くんの真似をして両手を出す

「手の平が優しく温かくなるイメージをしながら意識を集中」

優しく………温かく………

優しく…………温かく…………

うわ……ほんとに温かくなってきた
気持ちいい………

……え、光ってる⁈

「お、ビンゴ！」

「これ、たぶん回復できるよ」