喘息の中での試合7 ページ8
Aside
県総体当日。
私は案の定優にぃの言う通り、喘息が出て苦しい状態だった。
朝、当直の優にぃと勇太にぃと海人にぃ以外のお兄ちゃん達が私の部屋に集合した。
玄樹｢A…。行けそう？｣
普段、玄樹にぃは私の気持ちを凄い理解してくれるから、こんなこと言わない。
私のやりたいことを基本させてくれる玄樹にぃだけど、今回は心配していた。
紫耀｢とりあえず、診察だけしよ。｣
玄樹にぃが診察の道具を持ってくる。玄樹にぃがするんだ。
玄樹｢聴診するから、ゆっくり深呼吸してね。｣
A｢ｽｰｰ…ｹﾎｯ…ﾊｰｰ……ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ。｣
廉｢咳出てしまうなー。｣
廉にぃはそう言って下に降りていった。
一方、紫耀にぃは私の横に来て背中を摩ってくれてる。
玄樹｢やっぱり喘鳴が聞こえるね。
いつもの酷さまではいかないけど、泳いでいる途中苦しくなるかもしれないよ。｣
｢…。｣
玄樹にぃにそう言われたけど、自分の体だからよく分かる。
廉｢はい、吸入持ってきたで。
試合前にもウォーミングアップするやろ？できる限り今日1日、体に負担がないようにもしっかり結果出すためにもこれは頑張ろな。｣
診察は嫌だったけど頑張った。でも、朝も吸入しないとダメ？発作出てないのに…。
廉｢今、する必要ないと思った？｣
｢…うん。｣
玄樹｢嫌かも知れないけど、1日乗り切る為にはしておくべきだよ。発作が出る可能性もあるから予防としてしておこう？｣
吸入って苦しいだよね。
やりたくないけど、発作が出る時の方が辛いことも知ってる。
今日何も無いなら反抗して吸入しないだろうけど、今日だけは頑張ってした。
廉｢偉いなぁー。でも、試合出たいもんな。｣
紫耀｢まぁー、今日は県総体やろ。
上位に入ってないと次には行けないけど、記録は置いといて。次の試合に出ることだけ考えよ。｣
実はまだ全国総体の基準タイムを出していない。だから、どれだけ1位で進んでいっても全国出場は不可能。
もちろん、自己最高記録と比べると基準は突破しているし、そこに関して不安はない。
だた、早く全国の記録の突破は心に余裕も出てくる。だから、ここら辺で出しておきたかった。
紫耀｢今日は無理せずにしよな。チャンスはあるんやから。｣
こんな時、どうしても不安になる。
本当に泳ぎ切れるのか。
紫耀｢大丈夫。Aなら出来るよ。｣
私なら出来る。
そうだよね。なんだって乗り越えられる。
お兄ちゃん達のおかげで少し勇気が湧いた。
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yumia(プロフ) - ふーさん» 本当ですか！？嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年7月19日 23時) (
レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» 頑張ろう！ (2020年7月19日 23時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ふー - リクエストのお話とても良かったです！歯医者さんの先生方もイメージ通りでした！またリクエストさせていただきますね(^^)これからも応援してます。就活など頑張ってください！ (2020年7月19日 3時) (レス) id: 1a3f03aa90 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - お久しぶりです！いえいえ。ゆっくりで大丈夫ですよ。私も受験生なのでなかなかこれませんが落ち着いたらまた見に来ます！応援しています！お互い頑張りましょう！( ＾∀＾) (2020年7月14日 23時) (レス) id: 92e66fbdf7 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» ことみさんもお気をつけ下さいね！更新は少し遅くなりそうです。すみません。また、皆さんにお会いできるよう今後とも頑張りますので、よろしくお願い致します！ (2020年6月30日 23時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yumia | 作成日時：2019年11月4日 0時
