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最後の日5 ページ22

紫耀side

母さんの心臓マッサージが行われる中、俺たち6人は横に並んで、その場面を見る。

櫻井「これ以上続けても意識が戻る可能性は低いと思われる。処置を続けることを望むか?」


そんな…。分かっていたはずなのに…。

死の三徴候も揃っている。
もう無理なことも分かっていても、はい、という一言が言えなかった。


優太「……分かりました。」

「ッ………!!」

海人「優にぃ!!待ってよ……。」

優太「もう楽にしてあげよう。」

誰かが決断しなきゃいけないかった。
それが優にぃだった。

「でも、もしかしたら…!」

優太「一番、紫耀が分かってるんだろ?」

そうだ。
もう海辺で倒れた時からこうなることが予測されてた。





そして。ついに。

山下「瞳孔の散大と対光反射の消失を確認しました。心音と呼吸音も聞こえません。心臓の停止も確認できます。4月6日18時15分、死亡を確認しました。」

医療スタッフは全員頭を下げる。

いつもはそっちの立場でいた。だから、この辛さを、家族の気持ちを初めて知った。

海人は大粒の涙を流し、一方で廉は静かに泣いていた。勇太や玄樹にぃ、そして決断を出した優にぃも泣いていた。

でも、俺は涙は流れてもこの状況が受け入れられずにいた。





その日の夜は、全員病院に泊まった。
Aは、未だに母さんのことを知らず、山田先生がみていてくれている。


俺は一人になりたくて、誰もいない静かロビーに座った。





山下side

紫耀のお母さんの死亡確認の後、今日は全員病院に泊まると言っていた。


夜の引き継ぎでも、その話は一人の患者さんとしてもあがった。そして家族支援の必要となり、各科で見守ると。

櫻井「山田先生はAちゃんに付きっきりだそうだ。廉先生は俺が。」

「分かりました。紫耀は任せてくだい。」

櫻井「まだ、あれから1度も姿を見ていないけど、どこ行ったんだ?」

「僕も見てません。心配ですし、探してみます。」

紫耀がここで医者を諦めて欲しくない。
今頃、何も出来ない自分を責めているかもしれないな。

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ことみ - 分かりました!次回は移行後ですね!!楽しみにして待っています!!頑張って下さい! (2019年11月1日 21時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» いえいえ^^*次回は移行後になります!これからもよろしくお願いします!! (2019年10月29日 23時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 更新ありがとうございます!!お話読ませていただきました!とても面白かったです!これからも頑張って下さい! (2019年10月28日 20時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» ありがとうございます!本日更新しますね!そろそろ移行も考えております。今後もよろしくお願いします!! (2019年10月26日 21時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 私はこの小説がお気に入りです!続きが気になるので更新お願いします!これからも頑張って下さい! (2019年10月25日 23時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yumia | 作成日時:2019年5月8日 20時

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