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最後の日3 ページ20

紫耀side

スローモーションだった。
笑顔で走ってくるAのその後ろで母さんが倒れていく瞬間。

「母さん!!!!!」

俺が大声で叫んだ時、Aもびっくりした様子。

A「紫耀にぃ…?」

Aが母さんの方を振り向こうとするから、全力で阻止し、しゃがんで俺の体の中に収めた。



あれからは、ほとんど記憶にない。
とりあえず、携帯で救急車を呼んだ。病院からそこまで遠くなく、直ぐに到着。

流石にAも一緒に救急車に入った時は、横たわる母さんの異変に気づいていた。



救急救命士「開けます!」

病院に着くと、待機してくれていた櫻井先生と山下先生がいた。

櫻井「………。」

山下「…ッ急ぎましょう!」


一緒に病院内に入ると…。

山田「…ッ!
Aちゃん、先生と外で待ってようか。」

この状況に驚いた様子の山田先生もすぐ切り替えて、Aをここから離れさせた。

「お願いします!」

山田先生の頷きを見て、現場に戻ろうとした時だった。

A「紫耀にぃ!!!!…やだっ!」

A……。不安だよな。ごめんな。
Aをよろしくとさっき母さんに言われたのを思い出し、立ち止まってしまう。

山田「紫耀先生!!いいから行って!」

山田先生にAは任せて、俺は母さんの所へ。





山田side

救急にホットラインが鳴り響き、その人物は……。
最近来た研修医の廉のお母さんであることを知った。

驚いた。
やっと、外出したばかりなのに…。


救急車が到着し、センターに入ってきた時、妹のAちゃんを見つけた。

不安そうで、まだきちんと状況を理解出来ていないだろうけど、お母さんに何かのあったことは察知しているように思えた。
だって、静かに泣いていたから。


俺は小児救命医としてできることをする。だから、Aちゃんとここから離れようとした。紫耀先生と離れたくないのか、大泣きだ。

でも、ここは高度救命救急センター。重症患者が他にもいる。
そんなのをこんな小さい子が見ると、怖がるに決まってる。



なんとかして、センターの外へ。
この待合室には多くの患者さんが。

ここには、ゆっくり話す場所もないし、下手すれば病気をもらうため診察室へ移動した。

A「紫耀にぃのとこ、戻る!!!!ヒック…ッ!」

「落ち着いて?ほかのお兄ちゃん呼んだから、すぐ来るよ。」

泣きすぎて、過呼吸起こしかけだ。
落ち着かせないと!

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ことみ - 分かりました!次回は移行後ですね!!楽しみにして待っています!!頑張って下さい! (2019年11月1日 21時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» いえいえ^^*次回は移行後になります!これからもよろしくお願いします!! (2019年10月29日 23時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 更新ありがとうございます!!お話読ませていただきました!とても面白かったです!これからも頑張って下さい! (2019年10月28日 20時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
yumia(プロフ) - ことみさん» ありがとうございます!本日更新しますね!そろそろ移行も考えております。今後もよろしくお願いします!! (2019年10月26日 21時) (レス) id: d41151a8d7 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 私はこの小説がお気に入りです!続きが気になるので更新お願いします!これからも頑張って下さい! (2019年10月25日 23時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yumia | 作成日時:2019年5月8日 20時

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