第4話。 ページ16
ガヤガヤ…
昼休み、私は弁当箱を持って図書室へ向かう。
1人には慣れてるけどやっぱり教室で食べるのは気まずい。
あやかさんは何度か私を輪の中に入れようとしてくれたけど他の子達が凄く睨んできたのでお断りした。
はぁ…私って本当に嫌われ者なんだ。
どこに行っても皆んなの反応は同じ。
でも一番私を嫌っているのはこの私だ。
「あ」
図書室へ上がる階段で田ノ浦くんと遭遇した。
あれ以来、彼と学校で会うのは初めてだ。
彼は一度驚いた声を上げたがすぐに何事もなかったかのように友達と話しながら私の横を通り過ぎた。
「お前、いいのかよ…」
「は、なんのこと?」
階段は屋上に行く人やご飯を食べている人などで賑わっている。
「あれ…今の渡辺さん…」
「あ?もういいんだよ、関わるなって言ってきたのは向こうなんだから。」
昼休みで沢山の人が話していて、その中で田ノ浦くんの声はほんの一部なのに。
「てかもう、顔も見たくねぇわ」
貴方の声は私の中に本当によく響く。
でもね、その言葉がそれが辛いとか苦しいとかもう思わないよ。
だって、それを決めたのも貴方に告げたのもこの私だから。
今は私に沢山の幸福をくれた貴方の…
大好きだった貴方の幸せを心から願っています…。
1100人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kitty(プロフ) - コメント失礼致します。続編のパスワードを教えていただきたいのですがよろしいでしょうか? (2021年3月1日 2時) (レス) id: ec02268633 (このIDを非表示/違反報告)
ツミキ(プロフ) - こんにちは!コメント失礼します!続編のパスワードをお伺しでもよろしいでしょうか! (2021年2月20日 21時) (レス) id: 38aa17f1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - コメント失礼します!よろしければ続編のパスワード教えていただきたいです!よろしくお願いします。 (2021年2月20日 8時) (レス) id: 69753dea94 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - こんにちは、コメント失礼致します。いつも作品楽しく読ませて頂いております。もしよろしければ続編のパスワードの方お伺いしてもよろしいでしょうか?よろしくお願い致します。 (2021年2月15日 7時) (レス) id: ad7059f36c (このIDを非表示/違反報告)
あられ@帝国民(プロフ) - コメント失礼します!続きがすごい気になるお話でした!!もし主様がよろしければ、続編のパスワードを教えて頂きたいです!よろしくお願いいたします! (2021年2月14日 14時) (レス) id: dc7474ee4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まりあ | 作成日時:2019年6月4日 4時