村娘9 ページ11
_____その瞬間、誰かに後ろから抱かれ、Aは地面にぶつからずに済む。
Aは助かったという安心があったが、「大丈夫か？」という声で絶望感に見舞われる。
その声の持ち主は…
『…スマイル、騎士様』
Sm「よく覚えてたな、A」
『騎士様こそ、私なんかの名前を覚えて下さるどころか助けて頂きありがとうございます』
Aは体勢を戻し、スマイルの手を解く。
Sm「…？なんか顔色悪くないか」
『え！？…気、気の所為ですよ。私は今、お城へ行ける嬉しさで元気です』
Aは咄嗟に嘘をつく。スマイルに絶望感という悪い気持ちを覚えるその理由は勿論、昨日のbroooockときりやんの話によるものだった。
『(あの話的にスマイル様はおそらく、独占欲強めで攻撃的な人なんだろうな。ああ、なんでこんな人に私雇われちゃったんだろ…)』
Sm「もしかして昨日broooockときりやんに何か吹き込まれたのか？」
『！！？』
Sm「何を言われたか知らないが、怖がられているということは攻撃的なやつとでも吹き込まれたんだろ。勿論俺はそんなやつじゃないし、まず情報部隊だから攻撃しても弱い。攻撃的って言うならシャークんだな」
スマイルの的確な推理でAは圧倒される。それと同時に違うという本人からの否定で少し安心を感じることが出来た。
『そうなんですね…安心しました』
Sm「アイツらの話はあまり丸呑みしない方がいい。嘘だらけという訳では無いが、一応な」
『分かりました』
スマイルは村の方へと向かって行く。Aもスマイルの後を追って村の方へ向かう。すると、スマイルはふと何かを思い出したのかAの方を向いた。
Sm「あ、俺の事はスマイルと呼んでくれ。騎士様だと他の奴らも一緒になるからな」
『了解しました。スマイル様』
Sm「様…まあいいか。今はまだ7時だから準備でもしていてくれ。俺は村長やAの両親に用があるから」
話を終えたスマイルはまた、村の方へと歩いて行った。
『(どうしてスマイル様はこんなバッチリなタイミングで私を助けられたんだろ？)』
そう疑問に思ったAであったが、助けて貰ったのに対して裏を考えるなんてダメだと考え直し、深く考えるのをやめた。
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リリルル(プロフ) - うるふさん» 作者人間じゃない説は草。いい小説だなんて嬉しいです(*´ω`*)応援コメ嬉しかったから更新奮発しときますね(ちょろい) (2020年2月8日 19時) (
レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - なぬ？！何故こんなにいい小説ができるんだ……？！……は？！まさか…………貴様！！人間じゃないな？！（あ、ほんとすみません、こういうの一回やってみたかったんでs殴） (2020年2月8日 10時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
リリルル(プロフ) - 龍愛さん» 更新サボってました()コメントありがとうございます！ちょっと更新スピードあげますね。 (2019年11月23日 19時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - この続き待ってます！ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリルル | 作成日時：2019年8月8日 7時
