【WT】恋愛短編のお話③【実況者】 (ページ8)

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それから…僕はめちゃくちゃ頑張った。

「あっ、この服下さい」

まず隣町で服の買い出し

『Aこれが食べたい！』

好き嫌いの把握

「これはこうすればいいんだよ」

道具の説明や軽い勉強

『おままごとやりたい！』

ワガママのお手伝い

凄く疲れた。だけど、頑張る度にAの笑顔が見れるから僕は頑張った。

この日々が続く度、僕はこの幸せがずっと続けばいいなと思った。

この幸せに終わりが来ることを知りながら……

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「じゃあ次の時に…」

「そうだな。心は痛むが仕方ない」

「…もう他に方法はないんだね」

「罪人である俺達にはもうこの道しかない。諦めろ」

「親と同じように最後を迎えてもらおう」

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ある日、僕はAとかくれんぼをした。それはAからのワガママで、僕はいつも通りそれに付き合った。

「じゃあ今回はいつもより多めの2分後に探すから、Aは僕に見つからないように頑張ってね～！いつもすぐ見つかってるからw」

『ぶるーくお兄ちゃんがみつけるのじょうずなの！…こんかいは本気だす！』

「頑張って～」

僕はいつも通り家の中に行き、今回は荷物整理をしながら、短そうで長い2分を待った。

～～

「じゃあ2分たったから探すねー」

そう声をかけるが、今回は返答が何も無かった。いつもなら「もーいいよ！」とか言ってくれるのにな～本当に本気になったのかな？大体この返事のせいですぐ見つけちゃってるし。

「よーし、探すか！」

僕は早速近くの家を探し回り、タンスの中など隅々まで探した。

「(まあ、勝手に僕以外の家に入るの禁止してるんだけどね)」

でも本気出すって言ってたし！

取り敢えず僕は近場からAを探していった。