パズルの欠片－ only one － (ページ8)

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ゆうside

－ 1年前－

今日の残業は少しだけ。

そろそろ終わりに近付いてきたかな。

あの2人ってピッタリと綺麗にはまっちゃう

パズルのピースみたいだよな～。

あ～なんて素敵なカップル。

だなんて、

またまいと壱馬くんの事を頭に浮かべながら

ポチっとPCをシャットダウン。

『さあ、帰ろっと…』

ようやくデスクにバイバイしようとした時。

《 Prrrrrrrrr... 》

携帯電話の音が鳴り響いて…

『げっ…もしかしてあの会社の社長？』

また仕事の電話かと思って画面を見たけど…

『まいじゃん！』

きゃ～！幸せすぎる癒しタイム！！

ゆう『もしもーし！』

まい「ゆう～！ねえ、仕事終わった？」

ゆう『今終わったとこ！疲れた～。』

まい「お疲れさま！」

ゆう『ありがと！何かあった？どうしたの？』

まい「ねえ、クラブ行かない？」

ゆう『え、今から？クラブ？！何でクラブ？』

まい「壱馬、こっち来てから初のステージなの！」

ゆう『壱馬くんってクラブでも歌うんだ？』

まい「たまーに！でも今日は特別なんだって！」

ゆう『え～そうなんだ！すごいね！』

まい「今日は壱馬が大好きなダンサーが来るの！」

ゆう『…あぁ…ダンスかぁ…。』

まい「やっぱりもうダンスは嫌…？」

ゆう『…あ、いや…ダンスはどうでもいい！』

まい
「じゃあさ、一緒に壱馬見に行こ？
　私も一人で来るなって壱馬に言われてさ。
　ねえ、お願い！ゆう！
　こっちに来てから初のステージなの！」

ゆう
『それ、さっきも聞いたんだけど？(笑)
　わかった！まいに会いたいから行くわ！』

まい「やったー！じゃあ、また後でね～！」

まい、ほんと幸せそうだな～。

パズルか～。

私にピッタリなパズルのピースってあるのかな？

どこかにあるのかな…。

いつか見つけてみたいな～。

まぁ、辛くても今はお仕事がピッタリのピースかな。

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