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ゆうside
− 1年前 −
光が照らされたステージには、DJブースが見えてきた。
眩しさに目が慣れなくてまだはっきり見えてないけど
ブースに立ってる人がいる。
え、待って…
ステージにDJブースがあるなんて思ってなくて
何も気にしてなかったけど…
違うよね…？
段々はっきり見えてくるDJ…
うん、大丈夫…
よかった…
翔平じゃない。
心の中で焦りながらも安心してる私。
翔平は幼馴染。
今だって翔平の事は嫌いなんかじゃない。
むしろ大好き、最高な親友だったの。
ずっと一緒に笑って過ごしていたかった。
でも私は逃げたんだ。
もう会わないって決めて、今の家に引っ越したんだ。
翔平にも…何も伝えずに。
だから今、こうして安心してしまってる自分に罪悪感…
今だって翔平に会いたいのに…
でも…
一人で沈んだ気持ちでボーっとしてたら、
左手にギュッギュッて感覚。
まいが私の気持ちに気付いてくれたのか、
手を優しく強く握ってくれてた。
笑顔で見つめてくれるまい。
まいと目を合わせてホッとして心が落ち着いた…
．
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年1月14日 21時
