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第36話 ページ37

奉行も消した。でも、気持ちは晴れなかった。
ずっと曇り続けていた。

その曇りを消し去ってくれると思い、
その方に俺はついて行くと決めた。
鬼を喰らい、人も喰らい力を得る。
力を得れば、きっと曇りも晴れるんだ!!!

俺っちはこれかも、強く、なるはずなのに!!!

俺っちは……!!!

…………あれ……………?
なんで、強くなろうと思ったんだっけ?
なんでだ?なんで、ずっと曇り続けてるんだ?


母「……実仁(さねひと)……」
天「!!!」
父「実仁、もうよしなさい」
母「貴方はとっても優しい子なのに、辛かったろう?」
天「………母上………父上…………」


そこには亡き父上と母上がいた。


父「私たちのせいで、お前に人を殺めさせてしまって、すまない……」
天「違います、父上……!!ずっと、心の曇りが晴れなくて……!それで、私は……!」


座り込んで、泣きじゃくる。


母「本当に優しい子。可愛い可愛い実仁…、もうおやめなさい」
父「一人にしてすまなかった、もうずっと…はなれないさ…」
実仁「…っ………父上…母上………、ずっと………寂しかったです……!」


嗚呼、なんだか、心が晴れた気がした…。


実「……」
『…逝ったか…』
実「ああ、陽の光を浴びて、な…」
『……』


尼宮からの反応がない。


実「尼宮?」


慌てて振り向くが、竈門が落ち着くよう静止する。


炭「ね、眠ってます…」
玄「先程、蟲柱様の鎹鴉に救護を要請したので恐らく…」
し「まあまあ、こんなに怪我して……。ですが、応急処置は良さそうですね。早く帰りましょう。抱えてもらっていいですか?不死川さん」
実「……ぉぅ」

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あるま。(プロフ) - 実弥&左馬刻&勝己ラブさん» ありがとうございます!!なるべく毎日更新出来るよう頑張ります!! (2022年2月5日 3時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
実弥&左馬刻&勝己ラブ - 凄く面白いです^ ^相変わらず実弥カッコいい(^ ^)ほぼ毎日読んでるんですが、飽きません!こういう小説好きです。更新毎日楽しみにしていますヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪ (2022年2月4日 21時) (レス) @page20 id: 46d98ab23b (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» コメントありがとうございます!!今後の展開で分かりますー!!! (2022年2月2日 22時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
*Flonaison* - あるま。さんこんにちは*Flonaison*です。昨日仕上げた内容ですがヒロインは鬼が潜伏してないか情報を探るのですが鬼は一体どこにいるのでしょうか😥 (2022年2月2日 16時) (レス) @page17 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» ひえ、ありがとうございます!!色々設定考えてるので、書き込めるよう頑張ります!! (2022年1月30日 21時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるま。 x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 4時

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