第19話 ページ20
Aさんたちと合流する。
『どうだった』
その匂いは、答えはわかっている、と言いたげだった。
炭「はい、<最近町を出ていった人>の回答は、全員五十代以上の方」
玄「そして出ていく時には必ず夜で、町長だけが見送りをしていたそうです」
善「なんで分かってたのに、わざわざ行かせたの」
『うるさいから』
あながち間違いではない……!!!
『餌はまいた。あとは食いつくのを待つ』
実「つーわけで、今日は野宿だ」
野宿!確かにその方がすぐ動ける。
炭「わかりました。ご飯を炊くのは任せて下さい」
玄「はい」
善「えええっ、の、野宿ぅ!?藤の家行こうよ〜」
伊「野宿なんて屁でもねぇな!!」
善逸はいやいや言っていたが、問答無用で野宿となった。
場所は俺たちが痕跡を見つけたところより離れた場所。さっそく米を炊いた。
炭「炊けました」
善「うっっっっそだろ、米粒たってんだけど!!輝いてんだけど!!」
玄「炭治郎、ほんとすげーな」
伊「権八郎!!俺にも寄越せ!!」
炭「炭治郎だ!!ほら、今握ってやるから待ってろ、伊之助」
おにぎりを握りながら、
Aさんと不死川さんを探した。
炭「あれ?Aさんと不死川さんは?」
玄「兄貴なら雪柱様の所行ったぜ」
善「その尼宮さんなら、フラフラ〜ってあっち行ったよ」
炭「そうか、ありがとう!」
方向さえ分かれば後は匂いで探すし、大丈夫だ!
Aさんの匂いは何となく覚えている。
しばらく匂いを探っていると、上からした。
Aさんの匂いだ。
見上げれば木の上に座っていた。
炭「あ、Aさ」
実「おい」
炭「不死川さん」
実「アイツはいいんだ。腹が減ってねぇからあそこにいなかった、それだけだ」
嘘はついてない、か。
炭「わかりました。不死川さんは大丈夫ですか?」
実「いらねぇ」
炭「そうですか!」
不死川さんは身軽に上へと上がり、Aさんが座っている隣に立つ。
そして何かを言われたのか、降りてきた。
実「アイツはあそこで動きを見てるらしいから、視界に入るな。いいな」
炭「わ、かり、ました……」
動きって、鬼のか?
こんな木々が生い茂る森の中を?
夕餉を食べ終えた俺たちは、木に寄りかかり眠ることにした。
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こんにちは、あるま。です。
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あるま。(プロフ) - 実弥&左馬刻&勝己ラブさん» ありがとうございます!!なるべく毎日更新出来るよう頑張ります!! (2022年2月5日 3時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
実弥&左馬刻&勝己ラブ - 凄く面白いです^ ^相変わらず実弥カッコいい(^ ^)ほぼ毎日読んでるんですが、飽きません!こういう小説好きです。更新毎日楽しみにしていますヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪ (2022年2月4日 21時) (レス) @page20 id: 46d98ab23b (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» コメントありがとうございます!!今後の展開で分かりますー!!! (2022年2月2日 22時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
*Flonaison* - あるま。さんこんにちは*Flonaison*です。昨日仕上げた内容ですがヒロインは鬼が潜伏してないか情報を探るのですが鬼は一体どこにいるのでしょうか😥 (2022年2月2日 16時) (レス) @page17 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
あるま。(プロフ) - *Flonaison*さん» ひえ、ありがとうございます!!色々設定考えてるので、書き込めるよう頑張ります!! (2022年1月30日 21時) (レス) id: 030aba5c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるま。 x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 4時