【黒執事】私が初めて信じたもの6

~番外編~お家(屋敷)デート ページ40

貴「シエル、朝だよ」

シ「う〜…優季？」

貴「うん。おはよう、シエル」

シ「ああ。優季が起こしに来るとすぐ目が覚める。紅茶もうまいし。」

貴「(シエルが誉めまくってくるんだけど、これはどういう状況？ていうか、今日はたまたますぐ起きただけだろ)」

シ「最近はお前が起こしに来るのが楽しみでな」

貴「それはセバスチャンが手が離せないときだけだよ。」

シ「まあ僕が命令さえすればいつでもお前が起こしに来るように出来るんだがな。」

貴「それはそれで…」

シ「ふふっ」

貴「最近よく笑うようになったねシエル」

シ「！そ、そうか？」

貴「あ、ごめんね」

シ「いや、いい。お前がいると、安心するしあたたかい気分になるんだ。」

貴「シエル…」

シエル「だから無意識に笑っているのかもな。お前もだいぶ笑うようになったと思うぞ。」

貴「そうかな…？」

シ「ああ」

貴「…セ「優季！なんですか、その甘い雰囲気は！」

バンッとノックもなしに入ってきたセバスチャン

にむけて、ダーツの矢を投げる優季

セ「あぶな！なにするんですか！」

優季は悪魔なので、スピードがヤバイです

矢が後ろの壁に刺さってます

貴「主人の部屋にノックもなしに入ってくるなんて、執事失格ですよ。」

セ「優季？いつからそんなにドSに…」

貴「坊っちゃんの命令です」

セ「(くそガキ…)」

貴「立場をわきまえない犬は調教しろと」

セ「優季、私を殺す気ですか？」

貴「いえ、あくまで調教です。それに、貴方死なないでしょう。」

セ「優季…」

貴「？」

セ「いいです！その感じいいですね！！」

貴「は？」

セ「貴方が見下してくるなんて、最高です！」

貴「…(なんだかわかってないけど引」

シ「あいつはドMなのか」

貴「なんですか、それ」

シ「まあいい。ここは危険だ、避難するぞ優季」

貴「(なんだかわからないけど危険を察知」コクッ

セ「ちょっと待ちなさい！」

セバスチャンは優季を抱えると走っていった

シ「なっ…」

もう廊下にはいなかった

シ「チッあの悪魔」


ーーーー
貴「おろしなさい！セバスチャン！！」

セ「…」

前に行った湖の前でおろされた

貴「急になんですか！」

セ「貴方こそ！」

大きな声に少し驚いた

セ「最近なんなんですか？やたらと坊っちゃんと仲良いですけど。」

貴「坊っちゃんは主人なので」

セ「それにしても距離が近すぎます！」

貴「セバスチャンもいつもあれくらいでしょう！」

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