19日目 ページ19
よかったら一緒に帰りませんかと言われ、方向も同じやし断る理由もないため了承する。
「最近よう会いますね笑」
「ほんまですね」
「「………」」
なんだ？
気まずい。
前野ちゃんからの言葉でたしょうなりとも意識してるせいなんか？
隣をちらりと見れば、お酒のせいでほんのり朱く染まる頬をした藤井さんと目が合った。
「！」
「あーその、なんか重岡さんとは最初の出会い方もそうなんですけど、もろもろ含めご縁があるなぁ思って…俺、嬉しいです」
「…嬉しい？」
「最初があんな出会いかたやったし、印象悪なってないかなぁって心配で…でも重岡さんの友達の小瀧さんから全然気にしてないって聞いて安心して、それでこの前勇気だして声かけてみたんです」
「あ、この前の傘ほんまに助かりました！ありがとうございました！今日持っとればよかった…」
「あーいや、ほんまに返さんくてええんで！あげます…っても完全に男物なんで使いづらいっすよね」
「それは大丈夫、私そういうの気にしないんで笑」
私の発言に苦笑いから藤井さん特有の優しい笑顔えと変わる。
二人して笑いあっていれば
「しーげーちゃーーん！」
「！？…のん、ちゃん？」
向かい側から深夜には近所迷惑になるような大きな声で自分を呼ぶ声がする。
慌ててそちらを向けば、犯人は同居人ののんちゃんで、その横にはのんちゃんを抑える神ちゃんがいた。
「小瀧さんですか？」
「はい笑…何やってんだか」
こちらに走ってきそうなのんちゃんは神ちゃんに抑えられているため、変わりに吹っ飛びそうな程長い手を全部つかってこちらに振っている。
答えるように振り返せば、更に速さは増す。
しまいにはぴょんぴょんはねだした。
あーあー神ちゃんがキレそう。
「はよ行った方がええですね笑」
「はい笑それじゃ…」
「あ！」
「？」
「良かったら連絡先交換しませんか…？一度飲みにでも」
「！…ええですよ」
「よかった！…はい、これ俺のなんで連絡ください」
「ありがとうございます。帰ってから連絡します」
藤井さんは名刺の裏に連絡先を書いて渡してくれる。
それを貰いぺこっと挨拶をして二人が待つ方へと急ぐ。
成り行きでもらってしまった連絡先。
……前野ちゃんの言葉を思い出しながら名刺をケータイカバーに挟む。
二人からの尋問により連絡できたのは次の日になったことは秘密にしておこう。
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苺(プロフ) - れいさん» こちらこそありがとうございます！久しぶりになって申し訳ないです(^-^; (2020年7月25日 23時) (
レス) id: c0040dafb0 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 久しぶりの更新とても嬉しいです！ありがとうございます！大好きなお話なので続き楽しみにしてます！ (2020年7月25日 20時) (レス) id: 48223a5e99 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - ぽむさん» アドバイスありがとうございます！表記させてもらいます！ (2019年8月6日 20時) (レス) id: 735bd56603 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - キャプションや、キーワードタグどちらでもいいので「ジャニーズWEST」と表記して頂きたいです。凄く素敵なお話なので、皆さんにもっと読んで頂きたいです。 (2019年8月5日 15時) (レス) id: cb2febcbe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺 | 作成日時：2019年3月29日 14時
