傍観者でいたかった【D.Gray-man】4 (ページ38)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:61,336 hit

156.言霊のイノセンスページ38

.

アルマ「僕のイノセンスが、、、」

神「くっそ！動かねぇ」

イノセンスを強制的に解除したから
よく見るキューブ型に戻ってしまった

しかも言霊でふたりの動きを封じたから
今はピクリとも動けない

『ふたりとも落ち着いて～、、、、って言っても
無理だよね、きっと』

《落ち着いて》

本当言霊って便利だよね

これ使えば精神面にも
影響を与えることができるんだもん

『うん、落ち着いたようだね』

大人しくなったふたりを確認して
私はイノセンスを解除する

解除すればふたりも動けるようになって
その場に座り込んだ

神「、、、、、」

アルマ「、、、、、なんで僕たちを止めたの？」

落ち着いてもやはりアルマの思っていることを
変えることはできないから

複雑な表情をしているアルマ

『このまま戦えばユウはアルマを殺すまで終わらない

ふたりはすごく仲良しでしょ？
そんなの私いやだったの』

神「、、、、理由はそれだけか？」

『ほかにもあるって？』

神「俺たちが生きようが死のうが
教団には何の影響も無い」

まぁ、、、、確かに

むしろ死んだと思ったアルマが
次の実験に使われるっていうのを
避けるってのが一番の目的だったわけで

『ほかにも理由はあるんだけど
今言っても信憑性ないから言わない

とにかく！
今回の私の目的は

ユウにアルマを殺させないこと
アルマを死なせないこと

ふたりのエクソシストにするために
シンクロを成功させること

それが私の目的！』

シンクロは、私が手出しさえしなければ
成功するってわかっていたからいいんだけど

アルマ「A、気持ちはうれしいんだけど
僕はユウを殺さなくちゃいけない」

『それで一体だれが喜ぶの？』

アルマ「それは、、、、」

転生前の世界で
神田とアルマが戦うのを止めに入ったアレンくん

その時アレンくんはアルマのAKUMAの魂を見て
驚いていた

今でもその理由はわからない

でもそれが過去のセカンドエクソシスト計画を見たせいなのだとしたら
きっと神田に関係しているんだろう

神田はずっと誰かを探していた

彼女と言っていたから女性ということはわかっているけど
それ以外の情報はない

『ユウを殺さないといけないのは
彼女のため？
それとも現実から逃げたい自分のため？』

アルマ「っ、、、？！」

.