148.久しぶりの対面 ページ30
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掃除が終わり神田達の元へ行けたのは
夜になってからだった
『アルマ、ユウ、久しぶり〜!』
アルマ「A!!」
犬のようにはしゃいで飛んできたアルマ
それとは裏腹に無表情で立ち尽くす神田
私、忘れられてないよね、、、、?
アルマ「久しぶりだね〜〜〜!!
元気だった?」
『うん!元気だよ〜〜!
ふたりとも元気そうでよかった!!
私、任務で一時アジア支部でお世話になるから
時間がある時はここに来るね』
アルマ「もう会えないのかなって思ってたから
すごくうれしいよ!」
こんな弟居たら私きっと溺愛するんだろうなぁ〜www
年相応の無邪気な態度に心が温かくなる
『ユウも元気だった?』
神「あぁ」
相変わらずぶっきらぼうだな、、、
『私のこと覚えてる?』
神「忘れてねぇよ
お前みたいな騒がしい奴」
騒がしいってなんか酷いなぁ
私は基本インドア派でおとなしいんだけど
『そんなこと言うならユウとは
話してあげな〜い!
アルマと話すもん』
神「ガキが」
『あんたに言われたくないんだけど!』
はたから見たらどちらもガキなんだけど
アルマ「ユウ!折角Aが会いに来てくれたんだから
少しは喜びなよ」
神「知るかっ」
なんで神田って昔からこんなつんけんしてるんだろう
子供ってこう、、、もっと素直なんじゃないの?
それとも本気でうざがられてるってこと?!
『ねぇ、アルマ、、、
私ってユウに嫌われてるのかな、、、?』
そんな嫌われることしたつもりないんだけど
アルマ「ユウはいつもあんな感じだから
気にしないほうがいいよ」
『そっか、、、』
神田がそういうやつだってことは
わかってはいるつもりなんだけど
子供の神田とはあまり接点がなかったから
私の感覚が信用できない
『ユウは、、、私来るの迷惑、、、?』
神「、、、、、、、、、、、、、好きにしろ」
あ、私のよく知ってる神田だった
『そっか!ありがと!!』
態度では想像できないくらい優しくて
なんだかんだで嫌がってない
私のよく知る神田だ
その日は時間が遅いということもあって
あまり長居はできず
少しだけ話をして私は部屋に戻ることになった
フォーが止めなければ
もっと話してられたのになぁ〜
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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年1月23日 2時