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138.初任務 ページ20

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目的の街についてみると
すごい人の数でびっくりした



人が多い所には比例してAKUMAが多い



私はアレンくんみたいに
AKUMAの魂が見えるわけじゃないから
今この街にどれだけのAKUMAがいるのかはわからないけど
たぶん、多いんだと思う




『ある程度街の中をブラついたら
人気のない森の中にでも行こう』



リ「AKUMA探さなくていいの、、、?」





『AKUMAたちはこの団服が教団の人間だって
わかってるんだから人気のない所に行けば
勝手に向こうからついてくるでしょ』




エクソシストの着ている団服くらいAKUMAたちは知っている



しかも向こうからすれば
幼い子供が二人



格好の獲物だと思って
向こうから姿を見せてくれるはずだ




まぁ、リナリーはまだまだ弱いけど
私はたぶん今現在この世界にいるエクソシストの中では
一番強いだろうし
そうAKUAMの思い通りにはいかないと思うけどね





『さ!行こ行こっ!』




私はリナリーの手を引っ張って街の中を歩き回った


まんべんなく端から端まで歩き回って
そのまま街を出て近くの小さな森へ入る




リナリーは不安そうにきょろきょろしているけど
私はいたって冷静だ




リ「たくさん来たらどうしよう、、、」




『心配しなくても大丈夫だよ
私強いから!』



私がニッと笑うと
少しだけ不安が取れたような顔になる




でもやっぱり完全には
安心できてなさそう




『、、、お?来たみたいだね』




遠くの空に黒い球体がたくさん見えて
こちらに向かってきているのがわかる



20、、ってところかな?
やっぱり結構な数いたんだな




問題はないけど



だってレベル1だし




予想外の数に驚いて
腰が引けてるリナリー



同行しているファインダーも
すごい顔してる




『トドメはリナリーにお願いしようかな』




リ「えっ、、、、」




あからさまに無理!という顔をするリナリー
幼少期ならではの表情だからすっごいかわいいんだけど
ここに来た以上は頑張ってもらおう




だいぶ近づいたAKUMA



私はリナリーたちより数歩前に出て
首にある規制型のイノセンスに意識を向ける





『、、、、発動』




今回転生した際にもらったイノセンス
まだ使ったことなかったからいい機会だろう





何かわかりやすい変化でもあるのかと思っていたけど
発動してみたらまさかの何も起こらない




何も武器のようなものは出ない




まぁ言霊のイノセンスだから
形状ないのかもだけど、、、








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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年1月23日 2時

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