136.リナリーと初対面 ページ18
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教団に入って数日経った
リナリーはもう
教団に入団しているみたいだけど
未だに会えないでいた
まだ酷いことはされていないはずだけど
リナリーが病んでしまう前に
どうにかフォローしてあげたいんだけどな、、
そう思って意味もなく
教団内をウロウロしてるんだけど
まだ環境にも慣れていないはずなのに
もう任務にでも行ってるのかな?
コムイ室長が入団するまでは
リナリーの気持ちが弱ったままだから
そんな状態で戦場に出しても
死んでくださいと言っているようなものだ
誰かに聞くのが早いんだろうけど
会ったことが無いはずのリナリーの事を
聞いても皆不審がるだけだろうし
困った
今日何度訪れたかわからない食堂を覗いた後
諦めて部屋に戻ろうと廊下を歩いていると
ファインダーの人に声を掛けられた
「室長が呼んでたよ」
名前も知らないファインダー
返事とお礼を言って
室長室へ向かった
エクソシストが呼ばれると言ったら
任務だろう
室長室へ行き、ノックをして中に入ると
ずっと探していたリナリーもそこに居た
やっと見つけたとホッとしたが
凄い暗い顔をしているリナリーに
話しかける勇気はなかった
「これから2人で任務に行ってもらう」
やっぱりか
でも2人って
リナリー連れて行って大丈夫なのだろうか
「普通なら初任務だと
経験豊富なエクソシストをつけるんだけど
今は人手が足りなくてな」
『この子も初任務?』
「いや、リナリーは前にも数回
任務には行っている」
言い方的に、良い戦力には
ならなかったんだろうな
そりゃ〜そうだろうね
こんな表情のリナリーが
まともに戦えるとは思えない
『わかりました
任務はイノセンスの回収ですか?』
「多分ある、程度なんだけど
調査に向かったファインダーが戻らない」
成る程ね
確信はないけどAKUMAがいるってことは
イノセンスはあるんだろう
私はリナリーの方を向いた
暗い表情のまま俯いているリナリー
『私は佐倉井A
よろしくね、リナリー』
リ「、、、よろしく、、、」
私が手を差し出すと
躊躇しながらも手を差し出してくれた
神田やアルマの事もきになるけど
リナリーもどうにかしないとだよね
トラウマを植え付けられる前に
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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年1月23日 2時