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120.裁きの部屋 ページ2

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「同じ物語を繰り返す必要はない
むしろ自由にして構わん

お前の記憶はそのままにしておく」




『えぇ、、、、』




つまりは、神田の過去も
アレンくんの正体も何もかも知った状態で
もう一度やり直すということでしょうか?




それって、、、、なんかすごい面倒、、、、






『ちなみになんですけど
なんで神様は私の生き方を気に入ったのでしょうか?』





「神はいつでも退屈なのじゃ

だからこそお前のようないろんな感情に
左右される忙しい人間は見ていて面白い

きっとやり直しても面白いことになる」




私結構必死に頑張っていたんだけど、、、



それを一言で面白いって言われると
なんだか無性に殺意が沸く、、、、





「さて、では生き返らせる前に一つ
決めてもらわねばならん」




『決める、、、?』





「神から、今まで楽しませてくれた褒美として
何か与えるとのことでのぅ

なにがいい?」






なにがいいといわれてもな、、、、
そうほいほいと思いつくもんでもないし、、、





「なんでもよいぞ?

お前の居た世界で言う
ノア?の力でも、新しいイノセンスでも
異能の力でもなんでもよい」




んなこと言われても、、、



てか、ノアの力なんて
持ってても波乱の予感しかしないし






『じゃぁ、、、イノセンスで、、、、』






「お前のイノセンスは万能じゃが
いいのかそれで」






『寄生型の、言霊的なイノセンスがいいです

私の元々持っていたイノセンスは
物質を再現するもので物体のないものに
干渉するのは難しかったんです

全くできないって訳でもなかったんですけど
相手の精神までどうこうはできませんでしたから』





持ってたイノセンスにプラスで言霊なんて加わったら
本当チートだよね、、、






「わかった

話は以上じゃ
さっさと戻れ」




うわぁ、、、雑!!




まぁいいけどめっちゃ雑!!



しっしと眉間にしわを寄せられ
呆れてしまう





戻れってどうやって?




そう思っていると
またもや浮遊感





『うわっ!!』





床がなくなっていて
またもや落ちている






「精々頑張るのじゃ」






結局あんた誰なんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!






そう思いながら
私は暗い闇へと飲み込まれた









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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年1月23日 2時

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