傍観者でいたかった【D.Gray-man】4 (ページ1)

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119.裁きの部屋ページ1

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深く深く

闇の底へ落ちていく感覚

あぁ、、、

私はきっと今地獄へ落ちているんだ

そぅ思っていた

なのに、、、、

ドテッ！！！！！

『いたっ！？』

痛みで一気に
意識が鮮明になった

落ちてる感覚～は
本当に落ちていたようで

知らない広い部屋に
私はポカンとする

どこよここ

書斎のような
本がたくさん並んでいて机に椅子

『ここは、、、、』

「よく来たのぅ」

見回した時には誰もいなかったはずなのに
気づいたら椅子に腰掛けている女の子

12～13歳くらいだろうか

薄く水色がかった白髪の少女が
ニンマリと不敵に笑っていた

「ここは裁きの部屋」

『裁き、、、？

天国か地獄かの？』

モロに床にぶつけた腰をさすりながら
なんとか立ち上がる

裁きも何も
私は地獄にいくものだと、、、、

「まぁそんなところじゃの」

せっかくの少女なのに
喋り方がおっさん、、、

しかも隠すそぶりもなさそうな
気だるい表情

やる気あるのかこの子、、、

「本来なら

こんな裁きなどせんでも
死んだ時点で天国か地獄か決まるのじゃ

せっかく昼寝しておったのに
お前のせいで叩き起こされて
今ワシは非常に不機嫌での」

あ～、、、これは
不機嫌な顔だったのね

『、、、すみません、、、』

「さっさと終わらせるぞ」

『はぃ、、、』

少女は一冊の本を広げて
私の今までの出来事を事細かに話す

「間違いはなかったか？」

『はい、合っていたと思います』

ところでこの少女は一体何者なのだろうか

裁きの部屋ってことは聞いたけど
それ以外の情報一切なしなんだけど

「では、ここからが本題じゃ」

そう言って開いていた本を閉じ
机に置くと腕組みをする

すっごい偉そう

いや実際偉いのかもしれないけど

「お前の生き様を神がたいそう気に入ってのぅ」

『はぁ、、、それはどうも、、、』

気に入る？

どんだけひねくれた神なんだろう

「お前、もう一度やり直す気はないか？」

『、、、、、え？』

「ぽかんとするでない
ま、お前が否と言っても決定事項ではあるがな」

『ちょ？！
ちょーーーっと待ってください！！

やり直す？それってまた同じことを
繰り返せっていうんですか？！？！』

いやいや！！嫌ですけど？！
また私同じ思いをするってこと？

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