私の居場所【D.Gray-man】2 (ページ6)

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表Aside

私が行けば治すことができる

でも、、、、

治した後の両親を思い出して
怖くなった

今親切にしてくれている彼らが
両親のように私に冷たくするのかもしれないと思うと
怖くて仕方なかった

助けてあげたい

痛いのが好きな人間も
死にたい人間も居ない

どうしよう

どうしよう

こう考えてるうちにその人が死んでしまったら？

私は後悔するかもしれない

取り合えずどんな状態なのか
見るだけならいいだろう

大丈夫そうなら何もしなければいい

そう結論を出して
私はおじさんが向かった方へ歩いた

神「見ない方がいい」

歩き始めてすぐに
神田に腕を掴まれた

見ない方がいいって事は
やっぱりかなりの重症なのかも、、、

『私のパパ、お医者さんだから
見慣れてるよ』

そう言うと
神田は手を放してくれた

止めてくれるなんて
見かけによらず神田は優しい

歩いていくと
おじさんがしゃがみ込んでるのが見えた

そのおじさんの足元には痛々しい傷の男が寝かされていて
本当に危険な状態らしく
呼吸は浅く真っ青な顔をしていた

ティ「Aちゃんは見ない方がいい」

おじさんも私を気遣って
私の視線から傷口を隠そうとしてくれた

見るだけ、、、、そう思っていたのに
男の傷を見てしまった今はただただ治さなきゃ！と思った

おじさんの横に座り込んで
男の手を握る

2年間

私は不思議な力を使っていない

上手くできるか不安になったけど
何も難しい手順があったわけではないので
私はただ祈った

治ってほしいと

痛いのかなくなって欲しいと

そうするとネックレスの宝石はあの時のように
赤く光って

私の手を伝って男を包み込んだ

そして数秒後、光は消えて
その場には完全に傷の治った男が寝ている

『、、、、よかった』

一瞬だけほっとした
傷が治ったことに

でも本当に一瞬で
その後に襲ってくるのは不安

恐る恐るおじさんの方を見ると
おじさんはなぜか嬉しそうに笑っていた

背後に立っている他の3人を見ると
3人は予想通り驚きで固まっている

『あ、、、あの、、、、』

ティ「そうか、、、Aちゃん
君は適合者だったのか」

てき、、ごうしゃ、、、？

適合者
それがいったい何なのか
私にはわからなかった

でも後ろに居た3人はその言葉を理解したようで
興味津々に私を見る

な、、、なに、、、、、？？？

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