私の居場所【D.Gray-man】2 (ページ36)

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表Aside

ウィ「ティエドール元帥が好きなのって
やっぱり最初にAを教団に誘ったからか？」

近場のレストランに入ってご飯を食べながら
話題はおじさんとのこと

『初めて会ったエクソシストはユーくんなんだけど
なんでだろ～、、、単純に癒されるから？』

カ「確かに、ティエドール元帥って
いい人ってのが雰囲気でわかるわよね」

『そうなの！
あんなマスコットあったら是非ほしい！』

ウィ「おっさんのマスコットのどこがいいんだよ」

『も～ウィルわかってないなぁ！
おじさんだからいいんだよ』

わかると頷くカトリーヌと
理解できないウィルとカール

男にはわからないんだろうな
おじさんのあの癒しオーラは

カール「元帥の持っていたイノセンスに反応したんですか？
それとも元々Aが持っていたとか？」

『元々はこれ、ママのネックレスだったの
私が奇妙な技を使うって怖がってネックレスごと放置されてたんだけど』

もう長い付き合いになるのに
入団する前のことを話したことはなかったな

教団の人の大半は
AKUMAのせいで家族や大切な人を亡くして
入団することを決めたみたいだから
わざわざ聞いたことも、聞きたいと思ったこともなかった

カ「両親はAKUMAに？」

『たぶん
入団した後に見つかったって言われてないから
AKUMAに殺されたんだと思う』

もし生きていたなら
簡単にでも報告があったはずだし

それに、AKUMAに襲われる前から
私と両親の関係はいいものではなかったから
生死を気にしていない

薄情だなって自分でも思うんだけど
生きていても死んでいても
何の感情もない

ウィ「辛くねぇのか？」

『悲しいくらいに辛くは無いんだよね』

両親と居た時と今と
どちらがいいかといわれると正直何とも言えない

両親と一緒にあの生活を続けていたら
きっと今ここまで辛くはなかったんだろう

なんだかんだで衣食住の面倒は見てくれていたし
話はほとんどしてくれなかったけど
その分心を乱されることも少なかった

『私は今で精一杯かな』

今が幸せだからといえたなら
どれほど良かったことか

でも精一杯であっても
充実はしていないのが何とも悲しい

カール「あ、戻ってきたみたいですよ」

待ち合わせ場所が窓から見えるレストランに入っていたので
マリたちが戻ってきたのが見えた

私たちは急いで料理を口へ掻き入れると
急いで店を出た

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