私の居場所【D.Gray-man】2 (ページ28)

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表Aside

『やっぱり3人も聞いたことあるんだね』

カ「あくまで噂だけど、、、」

ウィ「馬鹿な奴は信じてるだろうな」

カール「見たって言い張ってるのは
ほんの一部のファインダーだけですし」

数日後、任務のため汽車で移動しているときに
噂のことを3人に聞いたら3人とも知っていた

でも信じてはいない様で
気にすることはないと言われてしまう

もちろん、私自身身に覚えもないことだから
全く信じていないんだけど

でも火の無いところには煙は立たない

噂が真実ではないにしても
なにかしら似たようなことがあったのではないだろうか？

実際、今までの噂(陰口)は
事実を元にされているものばかりだから

『寝るときに足でも縛ってみようかしら、、、』

カール「それはやめた方がいいかと、、、」

ウィ「A、お前自分がどんくさいって自覚あるか？」

カ「年頃の女の子なんだから
寝ぼけて転んでケガなんてしない方がいいわよ」

なぜだろう、、、
すっごく残念な顔をされながら否定されてしまった

どんくさい、、、自覚くらいありますとも

教団にいるエクソシストはおろか
ファインダーよりも体力、反射神経、動体視力すべて
劣っていることくらい充分自覚しております

でもね？
足縛って寝たくらいじゃ転んだりしませんけどね？！

私ってそんなに寝相悪くない、、、はず

カ「そんなことよりも、今は任務のことを
考えた方がいいわ」

そんなことって言われてしまったけど
確かに今は任務のことを考えた方がいいんだよね、、、

今向かっている任務地には
一足先に他のエクソシストが向かってる

それはいい、私じゃAKUMA倒せないんだし

でもそこにいるファインダーは
言わば反A派と言っても過言ではない人たちなのである

『今回も私、何もさせてくれないんだろうな、、、』

反A派のファインダーが居る任務では
私に何もさせてくれない

ケガ人が出ても治療させてもらえないのは
正直言って慣れてしまった

ケガをしたファインダーもどうやら
喜んで私の治療を望んでいるわけではなさそうだから

でも、慣れてはしまっても胸は痛む

命を犠牲にしても私には頼りたくないのかと
その事実は少しずつ、私の心を縛っていく

教団内で、任務先で
自分が必要ないのだと突きつけられる度に
息がし辛くなる不思議な感覚

このままだと
私は窒息死してしまうかも

.