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表Aside





普段の任務ではエクソシストが私のほかにもうひとり着く



それは任務地へ向かうまでの間
任務地から教団へ戻るまでの間に
AKUMAから襲撃されたら私だけではどうしようもないからだ



でもその時の状況によって
教団に私以外のエクソシストが居なかったり
任務地から継続して別の任務が与えられて移動したり
任務地で一緒に来ていたエクソシストが何かしらの理由で
共に帰れなかったりするので


私とファインダーの3人は
特例として任務であっても私服行動が許されていた



堅苦しい団服より私服の方が勝手はいいので
不便はないんだけど
任務先であったり汽車の中で
団服を着ていないため、教団のものなのかと
疑われてしまうのは正直ちょっと面倒だった




『やっぱり団服着ようかな、、、』



カ「襲撃されたら死ぬしかなくなるけど
それでもいいのなら私たちもコートを着るわ」



『、、、、』




今日も今日とて
汽車に乗って個室をとカトリーヌが交渉したのだが
怪しまれてしまった、、、、


教団なんて一般人はほとんど知らないんだから
悪用なんてされてないと思うんだけど




ウィ「Aが子供だから疑われるんじゃね?」



『でもリナリーや神田だって私と同じくらいじゃない』



カール「2人は必ず団服着てますからね」




やっぱり団服って重要なんだと
今更ながらひしひしと感じる



『、、、、、私が戦えれば
こんな苦労もなかったんだよね』




何とか個室をもぎ取って
今は4人で腰かけている



私は窓側に座っていたため
田舎の風景を眺めながら自分の無力さを噛みしめることしかできない




カ「でもAが戦えないから
私たちは一緒に居られるのよ?」



ウィ「その分ケガも多いけどな〜」




クスクスと2人の笑い声が
個室の中で響きあう



毎回任務時の仲間が固定しているというのは
確かに気が楽だしいいのかもしれないけど


ウィルの言う通り
私が戦えないせいで私を庇う3人、、、特にウィルのケガは
日常茶飯事で



運動神経がいいため
今のところAKUMAにケガをさせられても
ウイルスに侵されたことがなかったのが不幸中の幸いである



カトリーヌもウィルには劣るものの
度胸があるため、私を庇ってケガをすることが多々あった


カールだけは危機的状況になると腰が抜けてしまうらしく
殆ど治療をしたことがなかったけど



それでも他のファインダーよりも
確実にケガをすることが多いのは間違いなかった







.

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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年8月4日 17時

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