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朝、まだ日も登らないうちに目が覚めた私は
ささっと身支度をして宿を出た
向かう先はシェリアが言っていた森の穴
あれから2年
どんな風になっているのかが気になった
それに行けば何か反応があるかもしれないし
私服を着て出たからAKUMAの心配もないだろうしと思い
ゆっくり向かうと
森の中に入って程なくして見慣れた場所に出た
『変わってない、、、か』
木も草も生えていない
土もそこだけがまるで砂漠の砂のようにさらさらしている
『、、、、、ダメか』
なんの反応もない
少し期待していたからがっかりしてしまうけど
こればっかりは仕方がないし
帰るか
そう思ったところで
森の中に人影らしいものを見た気がして出した足を戻した
『、、、、、何か用？』
「やっぱあの時の女か」
そう言って木の間から出てきたのは
2年前、そしてつい先日汽車のなかで会った男
今は2年前のように
きれいな格好をしている
「なんでエクソシストなのに
団服着てないの？」
『、、、、私は非戦闘員だから』
「けど、エクソシストなんだろ？」
『一応そうね』
2年前、なぜか私を殺さなかった男
千年伯爵に指示をうけてないから〜とか
何とか言っていたけど、、、、
なんで今ここに居るんだろう
『で？要件は？』
「特にないケド
しいて言えばお前があの時のやつなのか
確かめたかったってところかな？」
『そう』
ノアってみんなこんな感じなんだろうか？
それともこの男が特別に変なのか？
殺意も感じないし
どう対処していいのかわからない
「相変わらず冷たいねぇ〜」
『敵に媚び売ってどうするの』
「まぁ確かに」
まさかここでまたノアに遭遇するとは
思いもしなかった
暇なのか？
『私はもう帰るけど、、、、っ！』
「？？？いきなり黙り込んでどうした？」
反応があった、、、、
あぁ、、、泣きそうだ
『あんた、用無いならもう帰って
私、忙しくなった』
「はっ？いきなりなんだ」
『帰れ』
じっと睨んでいると
なぜか男はクスクス笑いだして
仕方ないと言った様子で姿を消した
本当になんも用事はなかったんだな、、、、
男が居なくなったのを確認した後
私は木陰のところに腰を下ろして目を閉じた
2年
私はずっと待ち続けていたんだ
反応があるのを
『久しぶりだね、、、、、A』
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ゆーな(プロフ) - 月夢風花さん» コメントありがとうございます！前作も読んで頂けているんですね！！嬉しいです！ティキって敵なのになんであんな魅力的なんでしょーねwティキ出るまでもうしばらくかかりそうです、、、気長によろしくお願いします！ (2020年7月29日 21時) (
レス) id: e192f5a322 (このIDを非表示/違反報告)
月夢風花 - 凄い面白いです ！前のゆーなさんの他の作品も大好きで読んでます！私はティキが大好きなので早く夢主との絡みが見たいです！！更新頑張ってください！応援しています！ (2020年7月28日 21時) (レス) id: c8e9b80948 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 抹茶って美味しいよねさん» コメントありがとうございます^ ^亀更新ですが気長にお付き合い頂けると嬉しいです^ ^頑張ります(^^) (2020年6月21日 5時) (レス) id: e192f5a322 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶って美味しいよね(プロフ) - 前のページ？小説？から見たんですけど、面白いです！！最新楽しみにして、待ってます！！ (2020年6月12日 10時) (レス) id: 8bfe17f4aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーな | 作成日時：2020年6月6日 16時
