傍観者でいたかった【D.Gray-man】8

305.転生前の出来事 ページ10

アレンside





『私はAKUMAだよ？

だから、、、、
私のせいにした方がみんな幸せでしょう？』





神「モヤシの為に
犠牲になるつもりか」





『、、、そうだよ
私はみんなを傷つけすぎた

みんな私を仲間だと
思ってくれていたのに

私はそんなみんなを裏切って
終いにはAKUMAになってしまった』




神「AKUMAになったのは
お前の意思じゃねぇだろ」




『そうだね、、、

すごい嫌だった
AKUMAだってわかってからずっと、、、』






神田はAが好きらしい




リナリーが言ってたことだけど




過去の神田も
きっとAの事を
大切に思っていたんだと思う




なんとも思っていない相手なら
神田は容赦なく破壊するはずだから





『神田、、、私を破壊して』






Aの周りで
ずっと見ていたからか




破壊してというAの気持ちが
わかる気がした






今回だけでも
自分がAKUMAであの場所に居たから
僕が傷つかないで済んだからよかったと




そう言って笑うA







ア「Aだって
たくさん、、、傷ついてるのに」






ルベリエ長官が
Aを追い詰めなければ



僕たちがちゃんとAを
助けることができていれば



Aが教団を裏切ろうとすることも
死ぬことも
AKUMAになることも



なかったはずなんだ







『私はAKUMA

神田はエクソシスト


エクソシストなら
任務を果たして』








『破壊して』







どうしてAは
僕たちを恨まないんだろう






仲間だと言いながら
助けることさえできなかった僕たちを





どうしてそこまでして守ってくれる、、、？





傷つけたのは僕たちだって同じなのに






神「俺を恨め」





『ありがとう』







夢幻で切られて爆発したAを
僕たちは静かに見ている事しかできなかった









そして
目の前が真っ暗になる




ラ「これで終わりさ？」



ミ「そう、なんじゃないかしら、、？」




バク「だか結局これは本当に過去だったのか？」




リ「未来、、、予知、、、？」




ア「わからないってことは
まだ先があるって事かもしれませんよ」






結局今まで見ていたものが
何なのかわからない僕たち





どうすればいいのかわからず
突っ立っていると




唐突に体が浮いたような感覚に襲われた





ア「ん、、、？」





何だろう、一瞬思った
でもすぐに理解して





ラ「落ちてるさ〜〜〜！！！！」







僕たちは真っ逆さまに落ちていた









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