傍観者でいたかった【D.Gray-man】8

320.難しい ページ25

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プラントの卵が破壊されたことは知っていたけど
研究場がどんなふうに襲われたのか



まったく私は知らなかった





転生前は私ここに居なかった




つまり
エクソシストが来るまで
みんなはノアやAKUMAになすすべなく、、、、





それなのにみんなよく生きていたよね






『ゴホッ、、、、ゲホッ！！』





も〜本当ヤダ、この体





せっかく病室で安静にしていたのに
思いっきり血を吐いた私にみんながギョッとする






口の中が鉄の味、、、うがいしたい、、、





リーバー「おぃ！？無理ｓ」



『無理しないといけないんですってば！』






みんなはいつになったら来るんだろうか





運よくというか
ケガ人はいないけど




ルル＝ベルが生きている以上
警戒を解くわけにもいかないし







ずっと気を張り続けていると
足元で何かが動いた気がした





『っ！』




慌てて飛びのくと
地面からにゅっと水のような姿をしたルル＝ベルが
やっと姿を現す




すかさず私はミラーゴッドのイノセンスで
ロードが作れる四角い箱をイメージして



ルル＝ベルを箱の中に閉じ込める






ルル「これはっ！ロードの、、、！！！」




『確保〜！』





閉じ込めてしまえばこっちのものだ





後は煮るなり焼くなり
なんとでもできる





リーバー「ノアをこうもあっさりと、、、」



ジョニー「Aってやっぱりすごい！！」




まだ閉じ込めただけなのに
勝ったかのような盛り上がりを見せる科学班のみんな






まだ気が早いでしょう、、、







飛びのいたことで距離ができてしまったため
近づこうと足を踏み出した途端





力が一気に抜けて
ガクンとその場にへたり込んだ





あ〜、、、クソッ





もう限界なのはわかってんだから
もう少しくらい持ってよね






またもや何かが上がってくるような感覚と
ひどい倦怠感





そしてそのまま今までがかわいく見えるくらい
大量の血を吐き出した






うわ〜、、、、





至って冷静な私をよそに
青い顔をするみんな






今はみんなにフォローを入れてる場合じゃない






箱の中で液体のまま
出ようと頑張ってるルル＝ベルに集中することにした






《蒸発》





水なら蒸発、、、できないかな、、、？




なんて安易な考えで言ってみた




そうしたら次はまたもや人の姿に戻って、、、、





えぇ、、、、どうしろって言うの、、、？









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