キミの同担拒否リアコ【うらたぬき】

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しま さいど

ス｢あ、こんばんわ、今日ももこちゃんのお迎えですか？｣

志｢あ、ども。今日はちょっと内緒で来たんすよ。もこ、楽屋にいますか？｣

ス｢はい、もうリハーサルも終わりましたし、楽屋で帰る準備してる頃だと思いますよ！｣

志｢そうですか、ありがとうございます。じゃ、失礼しますね。｣


さっきのスタッフはもこんとこのスタッフで、かなり初期の頃からもこに着いている人だから俺の事をかなり覚えている人だ。

今日のリハの場所は俺らがさっきまで使っていた場所だったのと食べに行ったお店から近かったから、という理由で迎えが出来た。

あ、あれって…

俺の目線の先には自動販売機の横のベンチに座るもこともこのマネージャーさん。
何か話しているようだし、しばらくここにいようか。

そう思っていたらマネージャーさんがこちらに気づき、俺に微笑みかけ、もこに話し掛けた。


｢……？志麻っ…！！｣


勢い良く立ち上がったと思えば走って俺に抱きついてきた。
そんなもこを支えるようにぎゅっと抱き締め返した。


志｢お疲れさん、もこ。｣

｢…なんで連絡くれなかったの、私、迎えに来るとか聞いてないんだけど。｣

志｢内緒にしとったからしゃーないやろ？ほら、はよ帰る準備して今日は俺ん家来いよ。な？｣

｢〜っ、ばか！荷物取りに行くよ、志麻…あ、マネージャー、ごめんね、お疲れ様！｣


照れたように頬を赤らめてもこは俺の手を取り、楽屋まで引っ張って行った。
耳まで赤くなってる…かーわい。


志｢ごめんなぁ、うらたさん…(ﾎﾞｿｯ｣

｢？なんか言った？｣

志｢ううん、なんでもないで。ほら、はよ行こな？｣

｢…うん。｣


誰にも、渡さんから＿＿＿＿

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