検索窓
今日:3 hit、昨日:16 hit、合計:20,593 hit

五十片 ページ11

──────────


彼女は、大きな地響きで目を覚ました。
いつの間にか、寝てしまっていたらしい。

『何かあったんでしょうか』

襖を少し開いて外を覗く。
“外に出るな”とは言われたが、“襖を開けるな”とは言われていないからだ。

『臭います⋯⋯血の、臭い』

こんなに外が騒がしいのは初めてで、彼女の胸の奥で何かがザワついていた。

『鳴女さん』

試しに呼んでは見たものの、特に何も反応は無く⋯─────────彼女は、初めての感覚に襲われたのだ。









『これが、“不安”⋯なのでしょうか』


──────────

五十一片→←四十九片



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
250人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さやか - 期待しています。殺されることを。。ではなく、指輪だったら面白い急展開になりますね。 (2021年2月6日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - 望む事がこわくても、あかねのためにこわれたものを大切にしてくれる無惨がすきです。お気に入りランキング10いです。 (2020年11月19日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そら | 作成日時:2020年11月13日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。