船着場 ページ14
船から降りてリリー達の到着を待つ。
ジェームズ達は既にホグワーツという場所にわくわくして先に中に入っていった。
最後の船が到着し、ようやく二人が降りてくる。
「あれ、最後か？遅かったな」
「セブルスが転んだ時に傍にあった葉っぱで足を切ったみたいで…最後の船に変えてもらったの」
「え？！大丈夫か、セブルス！」
「…大丈夫だ、既にハナハッカのエキスで傷は塞いだ」
階段を登りながらセブルスはしれっと答えた。
魔法界であるホグワーツの植物にはきっと俺が知りもしない成分があるだろう。
それこそ足が壊死してしまうような毒の成分だったり。
でもセブルスは前に俺が腕に擦り傷を作った時にも使ったハナハッカを船の乗り場で見つけたようだ。
どうやら、ハグリッドが森番の仕事で擦り傷だらけになるらしく、一輪だけをそこに置いた人がいるらしい。
まあ、その人のおかげでセブルスは傷が治ったようだ。よかった。
「…あの馬鹿共とは一緒じゃないのか？」
「あ、うん。二人と行きたかったから、待ってた」
「あら、なら随分待たせたかしら。ごめんなさい、A」
リリーが少し申し訳なさそうにして俺の名前を呼ぶ。
別にいいよ、と返そうとしたところで新入生の集まる階段に手を叩く音が響き、今の今まで話してた新入生は皆一様に口を噤んだ。
表まで緑色のローブに身を包んだ女性がこちらを…いや、新入生を見つめる。
「初めまして新入生の皆さん。副校長であり、グリフィンドールの寮監を努めます、ミネルバ･マクゴナガルといいます」
新入生が初めまして、と返したら、マクゴナガル先生はよろしい。と頷いていた。
「それでは今から皆さんを上級生のいる大広間へご案内します…ですが、その前に皆さんの入る寮の名前だけ、お告げしましょう」
…あれ、これは話長くなる？ならない？大丈夫かな。
「一つ目はグリフィンドール。二つ目はハッフルパフ。次にレイブンクロー。そして最後にスリザリン。寮は貴方達の家となります、いい行いは寮のためとなり、悪い行いは寮の点数がなくなります。気をつけてくださいね」
とマクゴナガル先生はジェームズとシリウスをじっと見つめる。
…既に何かやらかしたのか、あの二人は。
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八神(プロフ) - ああさん» ……ああ！？本当ですね……修復が難しい流れなのでキャプション記載させていただきます。ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月9日 22時) (
レス) id: 5d49f427fa (このIDを非表示/違反報告)
ああ - あの、組分けの時って苗字順に呼ばれるじゃなかったですっけ？ (2019年11月4日 11時) (レス) id: a72da57039 (このIDを非表示/違反報告)
LN - 楽しみにしてる、いい作品だね！こういうのハリポタだと珍しいから頑張って！ (2019年5月27日 0時) (レス) id: 33cdc0490e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八神 | 作成日時：2018年12月21日 21時
