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〜葎夜side〜
Aっちが俺を好きじゃないなんてのは見てたらわかるけど、それでも仕方ない。
一途に倖夜を想う彼女に惚れちゃったんだもんねぇ。
「も〜俺をほっとかないでよ〜ていうか、いいの?早く帰らないとダメなんでしょ?」
「あああっ!!うん!!あたし早く帰らないとマジで生命の危機だからっ!!また明日ね!!」
言うが早いかAっちは倖夜の手を振り払って全速力で曲がり角を曲がって姿を消した。
振り払われた手を見てる倖夜。
ざまーみろ
「倖夜も帰ろうよ」
「……葎夜、アイツのこと…好きなのか?」
そんなに心配そうな声で聞かなくてもいいよねぇ〜。
俺は嘘なんかつかないのに。
「好きだよ?俺、たぶん…これ以上好きになることなんてないんじゃないかって思うぐらい…Aっちのこと好き」
全部本音だから。
お前が傷ついても慰めたりだとか身を引くとか絶対に俺はしたくないよ。
だって…
「俺たちの初恋…どっちに神様は味方するんだろうねぇ〜」
遊んできた俺と、言葉が欲しいお前。
どっちも初恋。
「初恋は実らないなんて噂は俺が消しちゃうんだ〜」
「……渡さねーし。俺はアイツが言うって信じてる」
さっきまでの心配そうな雰囲気はどこに行ったのか、俺を睨みつける倖夜には言葉の通り自信に満ち溢れていた。
どうせ負け戦だろなんて言わせない。
「俺も渡さないもんねー。Aっちは俺がもらうよ」
俺は、同じ顔をした片割れなんかに初恋の女をとられる気なんてこれっぽちも無いんだから。
「…久しぶりの勝負か?」
「そうなるねぇ〜」
喉の奥でくつくつと笑う俺たちは同時に言う。
「「負けねえよ」」
=====
あうー…gdりました
とりあえず、葎夜VS倖夜ですね
この先どーしよう…予定してた最終回に繋げれなくなったぜ(T▽T)
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ひかる(プロフ) - 久しぶりに最初から読んでみて…106話の双子の会話に萌えました。← (2013年3月29日 11時) (携帯から) (レス) id: b283e10409 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - 仁來さん» うん♪できる日がくることを望みます笑 うん、作成頑張るよ♪ (2012年7月13日 18時) (レス) id: b5f5af4019 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - 桃花☆さん» うん、頑張ろうかなーって思ってるけど、連載できるか心配…笑 いいよ^^あたしは友達って思ってるし(^_-)-☆ (2012年7月13日 18時) (レス) id: b5f5af4019 (このIDを非表示/違反報告)
仁來 - そうなのー!?恋はいいよぉ♪いつか出来る時が来るといいね☆ 夢叶ちゃんと恋バナできるのが楽しみだわ(笑) 頑張って続編考えてねー!! 楽しみにしてます(●´∀`●) (2012年7月9日 23時) (レス) id: 58a96b59a8 (このIDを非表示/違反報告)
桃花☆ - 意見見せてもらいました、自分の行いについて深く反省した。もしかして今まで失礼な態度とってたかもしれない、ゴメンなさい!!さっきのコメで「夢叶ちゃん」って呼んじゃったけどいいかな??ちなみに元「七星」。 (2012年7月9日 19時) (レス) id: 494d70d9f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢叶 | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kagurakamuisougo/
作成日時:2012年4月27日 18時