25時、マリオネットは踊りだす【2j3j】【prsk】

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＿＿＿中学校時




僕とAは同じ中学になった。

まぁ、当たり前っちゃ当たり前なんだけど。




『ねぇねぇ刀也、部活何入る？』


と、隣の席のAが入部用紙を持って聞いてきた。



刀也「そりゃ、剣道部だよ。」

『ふふっ、知ってた。.....私は、弓道部に入ろうかなって思ってる。』



弓道か...意外だった。茶道とかマネージャーとかに付きそうって思ってたんだけど



刀也「どうして弓道？」

『んー−.....勘？』

刀也「本当にその決め方でよかったわけ...？」




ちなみに、Aは学級委員長になった。流石だなぁなんて思ってたら、Aに副委員長に指名されたんだけど。
思いっきり被害喰らったわ




『いーのいーの。それに、本分は勉強だし。』


Aは中学に入ってから、夢に向かって突き進むことに決めたらしい。
普通にカッコいいなって思った。同時に、Aらしいなっても思った。




刀也「そういえば...A、来週お父さん帰って来るんだって？」

『そうなんだ！その時に、夢の事について話すつもり。』


刀也「うん、それがいいと思う。...Aのお父さんはお医者さんだったよね？なら、アドバイスとかももらえるかもよ。」

『ふふっ、そうだね。』


刀也「...どっか寄り道して帰らない？」

『賛成！』



と、至って”普通の”会話をする。


......これが、ずっと続くって思ってた。…いや、続かなきゃダメだった。





………だって、




ここが、1つの分岐点だったのだから。

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