私はポートマフィア首領補佐官。

五十四 ページ11

鍵はモンゴメリの足元へ


「…あら、大事な鍵をこんな風に扱って
孤児院の先生に叱られるわ


こんな鍵をどう使うのか、あたしにも見当が
つかないけど」

鍵はモンゴメリの手元にあって、不気味に笑っている


「(最初から勝つ方法なんて無かっただ!!!)」


「お友達を捨てて逃げる気!?」


「敵はあっちだよ、少年」


リボンで敦を引っ張る男性


「この場合での逃亡はお勧めしない。

その、たかが街医者の言葉を信じて貰えるならばだが。


ドアから出れば君は記憶を失ってしまう。
記憶を失えば敵の手管も捕らえられた仲間の危機も忘れ、敵は進撃を続ける


そこにいる私の部下、Aちゃんと協力して
敵を叩く方が此方にとって有利ではないかい？」


Aはいきなり名を出され、後ろに勢いよく振り返った

その目は

「人虎と協力しろと……!?
何言い出すんだあぁ??!!!」と訴えている←



其れに返された目線は、
「頑張れッ☆」と語っている←


そこでAは吹っ切れた。
「少年ッ!!!
協力して彼奴ぶっ叩くぞッッッ!!!

私はもうどうなっても知らんッ!!!
やってやんぜオラァッ!!」←


そこで敦は呆然と、
モンゴメリは一瞬驚き、口角を上げる

「それでなくちゃ！

でも、




終わりよ」

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