Aぇ! groupってAぇ! やん！③ (ページ10)

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▽本音ページ10

nisihata side

『あ、だいちゃん』

｢ん？｣

『デビューおめでとう～～！』

久しぶりにAの家にお邪魔して2人で宅飲み。
程よくお酒も回ってきたところでAからのお祝いの言葉。

｢…、｣

『え？そこ喜ぶところじゃないの？』

｢、ごめん｣

『なんで謝るの』

｢俺、やっぱりAと、｣

『言わせないから。その先は絶対言わせない。』

【Aと一緒にデビューしたい】
そう言わせてはくれんかった。

ホンマは心のどこかでずっと引っかかっとった。

なにきんの時からずっと一緒におって、康ちゃんが東京行った時も"俺らがおるから"なんて言うて事務所を辞めるって言うてたAを引き止めたりした。

それなのに、今度は俺がAを置いていくなんてさすがに無責任すぎん？Aから責められるのなんて当たり前で、今日は責められるの覚悟で来た。それなのに、

｢なんで？なんで責めないん？｣

『逆になんでだいちゃんを責めなきゃいけないの？』

｢だってAと一緒に居るって言ったのに、｣

『一緒でしょ？これからも』

｢え？｣

『東京行って物理的距離は遠いかもしれないけど、毎日連絡するし、東京いったらだいちゃんの家行くし、離れててもずっと一緒って思ってるのは私だけ、？』

｢ちゃう、｣

『私はこれから先もずっとだいちゃんと一緒って思ってるよ。』

｢俺やって、｣

『だいちゃん。前の私より強くなってるから大丈夫だよ。
だからさ、胸張ってデビューしてね。』

｢A、｣

『なにわがモタモタしてたらAぇもあっという間にデビューしてなにわ男子追い越すからね？』

｢そんなことさせへんよ｣

『だいちゃん、おめでとう』

｢ありがとうA｣

『もーすぐ泣く』

｢あんたに言われたくない、ｸﾞｽｯ｣

『よしもう一杯付き合って～』

ありがとうA。
きっと今日俺がどんな気持ちでおったか気づいてたんやな。

さすがやわ。
俺らもAぇさんに追い越されないように頑張るから、だから見ててや。

また絶対一緒にステージ立とうな。