Aぇ! groupってAぇ! やん！③ (ページ4)

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▽暗闇からページ4

どこかわからない。暗闇をただずっと歩く夢。
メンバーの名前を呼んでも誰も返事してくれなくて、誰も周りにいない。
そんな夢を見て、ハッと目を覚ました。

末「あ」

『せ、や』

末「、どーしたん」

誠也が驚いたように、私の目元を拭ってるところだった

末「泣いてたで」

『、うん』

末「なんの夢みてたん？」

『…なんか暗いとこずっと歩いてて、みんな居ないの…名前を呼んでも居なくて、』

末「んな、泣かんでええやん」

誠也の顔を見てほっとしてしまったのか、何故か分からないけど涙か溢れてきた。

末「もーどうしたん」

『…わかんない』

末「楽屋扉開けたら泣いてんの、焦るわ」

『、ごめん』

末「泣き止まんと目腫れるで」

『ん』

しばらく誠也に抱きしめられながらポンポンと背中を叩いてもらっていたら落ち着いた。さすが慣れてる。

ずっと昔からそう。
私を暗闇から引き上げてくれるのは誠也だった。

末「落ち着いた？」

「ん、ごめん」

末「ふはっ、目真っ赤やん笑」

『うるさい』

末「これは正門達うるさそうやなあ」

『…せーや』

末「ん？」

『ずっと一緒にいて』

末「何を言うてんねん、笑
そんなん当たり前やわ。Aが嫌やって言っても一緒に居るで。」

誠也がいれば暗闇も悪夢だって怖くない。