Story_9 ページ11
フェイタンの部屋を後にし、比較的安心な場所…クロロの部屋へと向かう。
そういえば、今はいつなのだろうか。
ヒソカとシズクがいたから二、三年くらい前かもしれないし、原作のほんの少し前かもしれない。
時間軸が分からないと少し不便だ。
本を見ながら歩いていると、ボンッと何かにぶつかった。
…よくみると人だった。
｢ご、ごめんなさい…｣
焦って敬語になってしまったが、とりあえず謝る。
顔を見ると髷頭の"ノブナガ=ハザマ"だった。
｢あぁ…あー……ん？お前誰だ｣
彼もボーッとしていたのか、私が誰なのか気づかなかったようだ。
…そういえば、最初に集まっていたときにノブナガは居なかった気がする。
｢A…です｣
｢何者だって聞いてんだよ｣
｢それは…えっと……｣
説明出来ず、言葉に詰まってしまう。
これは困った。いい表現方法が見当たらない。
自分の顔が青ざめていくうちに刀をつきつけられる。
｢言えねェ奴なら…殺すぞ｣
もう駄目だと悟った私は全力疾走した。
間一髪で刀を避けまくり、クロロの部屋へ逃げ込んだ。
慌てて扉を閉めると、流石に閉められるとは思わなかったのかドン、と大きな音が鳴った。
運良くぶつかったようだ。
一安心して座り込むと、後ろから聞き慣れた声が聞こえた。
｢…何をしている｣
何となく、今更怖くなって、後ろを見ずに言った。
｢これは…誤解なんだ｣
｢？…何の誤解だ｣
クロロがそう聞いた瞬間、ドン、と叩く音が聞こえた。
｢おい！てめっ…｣
｢その声、ノブナガか？｣
｢クロロ！今の奴が…｣
｢分かった。少し落ち着け。｣
この時点でだいたい悟ったのか、彼は溜め息をついた。
｢何故、説明しなかったんだ｣
｢逆にどう説明すれば適切だと思う？｣
そう聞いたが、彼からの返事は無かった。
…
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のばら(プロフ) - 名無しさん» いえいえ。これからも応援してます！頑張ってください。 (2018年7月2日 18時) (
レス) id: efdbc48396 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - のばらさん» 初めまして、コメントありがとうございます。先程表記ミスの話を修正致しました。ご報告ありがとうございます。 (2018年7月2日 1時) (レス) id: 3c8a0d7009 (このIDを非表示/違反報告)
のばら(プロフ) - 初めまして。この作品とても面白いです。けど、途中からマオちゃんの名前が(美少女)という風に表示されていて、直して欲しいなって思っています(･_･; (2018年7月1日 21時) (レス) id: efdbc48396 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2018年4月12日 1時
