乱入者たち。02 ページ42
「うるせェ！！お前がそんな事決めんな！！俺は知ってんだぞ、お前、海賊王になりてェんだろ！！"海賊王"になるのは俺だ！！」
ルフィらしい、といえばルフィらしい。お父さん相手にお前、とは中々怖いもの知らずだ。戦いの最中なのに思わず苦笑してしまう。ハハ、と笑い声を漏らすと立塞がっていた海兵が怖気づいたように半歩退いた。
「足引っ張りやがったら、承知しねェぞハナッタレ！！」
「俺は俺のやりてェ様にやる！！エースは俺が助ける！！」
ルフィは一度屈筋をしてモビーディック号の船首から飛び降りて駆け出した。
黄猿や中将が執拗にルフィを狙うが、ルフィは仲間の協力を得て辛くも避ける。執拗に狙われるルフィをはらはらして暫く見ていたが、Aもこうしちゃいられないと戦いを再開した。
ふわふわとしたピンク色のファーコートの男―ドフラミンゴ、と誰かが叫んでいた―がひょこひょこ歩きで此方に向かってきた。ドフラミンゴが歩けば周りの仲間が一瞬にして切り刻まれ赤に染まる。仲間だけでなく海兵までも巻き込む、遠慮のなさに冷たい汗が流れた。
「フッフッフッ……"ドラドラの実"モデル"白龍"……興味深ェ……」
不気味なほどにつりあがったドフラミンゴの口元に俺は一歩後ろに下がり、睨みつける。意味深げにドフラミンゴは呟くと、俺を見上げて更に笑みを深くした。ヘラヘラ笑っているがまったく隙はない。
「"
先手必勝とばかりにドフラミンゴに炎を吐き出す。が、ドフラミンゴは跳躍して炎を避けた。
悔しげに歯噛みしてAは更に攻撃を仕掛けたが、ひらりひらりとドフラミンゴはかわす。七武海ともなればそう簡単にはやられてくれはしないようだ。
舌打ちをしてAは一直線にドフラミンゴに詰め寄り鋭い爪を振りかぶる。
一瞬腕に違和感があったが、そのまま腕を振りぬいた。しかし爪は本の少しドフラミンゴの頬を掠っただけだ。赤い液体がぽたりとドフラミンゴの頬を伝う。ドフラミンゴはそれを親指で拭いながらフッフッフ、と笑った。
「俺の能力も通さねェか……フッフッ、ますます欲しい……！！」
「……ふざけんな、邪魔だ！どけよ！！」
此方を遊ぶような物言いをするドフラミンゴに俺は怒鳴る。戦う気がないのなら、立塞がらないで欲しい。腹立ち紛れに炎を吐き出すが、悉く避けられる。バチバチと青白い雷を角に纏わせ、ドフラミンゴを睨んだ。
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1(プロフ) - × ×さん» お読みいただきありがとうございます！ここからは展開がとても早くて、もうちょっとでラストです(*^^*) (2021年4月19日 20時) (
レス) id: d447c4ab55 (このIDを非表示/違反報告)
× ×(プロフ) - 二日遅れてしまいましたけど、読ませていただきました！ここから展開がどうなるのかワクワクドキドキです！ (2021年4月16日 10時) (レス) id: 9bb4cee45f (このIDを非表示/違反報告)
1(プロフ) - × ×さん» コメントありがとうございます！とても励みになります(*^^*)本日更新致しましたのでぜひ読んでいただけると幸いです！ (2021年4月14日 19時) (レス) id: d447c4ab55 (このIDを非表示/違反報告)
× ×(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみに待ってます-_-b (2021年4月13日 2時) (レス) id: 9bb4cee45f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1 | 作成日時：2021年4月9日 0時
