シンデレラストーリー～Jejung～8 (ページ26)

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第374話　怒鳴られるページ26

いざちゃんと説明しようと思うと、どうやって切り出したらいいかわからなくて考え込んでしまう。

「ん～～～」

心の声が出ていた。

JJ「あっは、なに悩んでるの？」

「だって、うまく話せるかわからなくて。ジェジュンが怒っちゃうかも…」

JJ「俺に怒られるようなことした？」

なぜか内心ビクついてしまうけど、

平静を装って、

「してないよ。ただ…わたし言ってないことがある…」

JJ「なに？」

ジェジュンに顔を覗きこまれた。

そんな間近に寄られると言いにくい！

手で顔を押すとすぐにジェジュンはムッとする。

「近すぎて話せない」

JJ「はいはい、わかった」

ジェジュンは足を組んでソファに深く凭れ、聞く体制になる。

「あのね…わたしのせいなの…」

チラッとジェジュンの顔を見ると「ん？なにが？」って表情になっていた。

「チャンミンの風邪は…わたしが悪いの」

ジェジュンは少し顔を顰め、

JJ「はぁ？言ってる意味がわかんない。なんで、Aが関係あんの？」

不穏な空気が二人の間に流れ出していく。

こっ怖いな…

すごく怖いけど、わたしはちゃんと話すって決めたから。

「看病に来てくれたから…」

JJ「……もっとわかるように話して」

ジェジュンの感情を押し殺したような怖い声音に、わたしの顔は強張ってしまう。

「わたしが…風邪引いたときに…チャンミンが看病しに来てくれて…だからそのときに移ったと思う…」

言ってるうちにジェジュンの顔が今まで見たことないくらいに怖い顔になって、最後の方は小声になってしまった。

やっぱり言うべきじゃなかった…？

後悔という文字が頭の中を占めていく。

静かな部屋。

ピリピリした空気が漂い、怖くて緊張して震えてしまいそうになる。

JJ「俺の知らないところで、二人でなにやってんだよ！」

いきなり大きな声で怒鳴られた。

本気で怖くて、声も出せずジェジュンの顔を見つめる。

JJ「あの日、どんなに俺が連絡してもたった一回しか返事しなかったよな？俺が悪かったって思ってるけど、どんなに心配したかわかってんの？」

「………」

JJ「はっ？看病？俺には何も言わないくせに、チャンミンとは連絡取ってたんだ」

「ちがっ…」

JJ「違わないだろっ。連絡取ってなきゃ、チャンミンはわざわざ韓国から来ねぇーよ！」

確かにその通りだけど…

ジェジュンから視線を逸らさずに、

「……心配して電話くれたんだよ。それが悪いこと？」

言い切った。