シンデレラストーリー～Jejung～8 (ページ45)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:731,054 hit

第393話　赤ずきんちゃんページ45

JJ「怖かったね～。あっは♪」

そんな笑いで言われても、まったく怖かったなんて思えないんだけど？

やっぱりいつも一緒にいるとチャンミンのああいう姿も見慣れてるってことなのかな。

わたしなんていまだに心臓がバクバクいってるよ。

YN「なにがあったかわからないけど、大丈夫かな？」

心配そうなユノさんにジェジュンは、

JJ「大丈夫だって。チャンミンが送り狼になるわけないじゃん。あはは」

YN「そういうことじゃなくて、チャンミン怒ってたよ」

JJ「ん、そうだね。手のかかるヌナでイライラしたんじゃない。だけど自分で送ってくって言ったし。チャンミンだし、心配いらないって」

YN「そうかな」

JJ「うんうん、そうそう。じゃあ、俺はAんち泊まるし。ちゃんと送り狼になってくる」

「えっ？！」

驚くわたし。

だって今朝、ドラマみたいな別れをしたのに今日も泊まるの？

いや、一緒にいられるのはすごく嬉しいよ。

だけどね、そのあとなんて言いました？

送り狼って…

その言葉の意味知って言ってんの？

しかも二回もサラっと言ってさ！

YN「あはは。明日9時まで帰ってくればいいから。じゃあ、Aちゃんまたね」

爽やかな笑いで手を振ってユノさんは立ち去っていく。

その後ろ姿に「おやすみなさい」と手を振ってから、ジェジュンに向き直る。

「すごい言葉知ってるね」

JJ「ん？なにが？」

「送り狼。したことありそうだよね」

決してジェジュンの過去にヤキモチ妬いてるとかじゃないんだけど、そういうことも経験したことがあるのか気になってしまう。

どうでもいいこと、ほんとにどうでもいいことなのに。

JJ「…あるわけない。でも、Aには狼になる自信あるよ」

「一瞬間があいた！」

JJ「あいてないっ。そんなに気になる？ヤキモチ？あー、そっかそっか。ヤキモチかぁ～♪」

嬉しそうに言うジェジュンのその笑顔が癪に触る。

ヤキモチなんかじゃないもんねっ！！！

JJ「さてジェジュン狼と一緒に帰ろっか」

肩に手を回される。

「違う。ヤキモチじゃないし」

JJ「うんうん、わかった。そういうことにしとく♪」

わたしが否定しても嬉しそうな顔のジェジュン。

これはもう何を言ってもだめだ。

「狼ってわかってるのに一緒に帰れないなぁ～」

わざとそう言ってやる。

JJ「なぁーっ！Aは赤ずきんちゃんだから、狼と一緒に帰るのっ！！」

あれ？

赤ずきんちゃんってそんなお話だったけ？