＊56 我慢 ページ6
CM「気持ち悪い」
朝の回想してたら、顔がニヤついたり歪んだり驚いたり…百面相してたみたいで、チャンミンにほっぺを突かれながら真顔で言われた。
「ひぃ？」
急に現実に戻ってきたわたしは、変な声で答えてしまう
CM「クックックッ。ほんとに面白すぎて…クックックッ」
口元に手を当て、眉毛を左右違いでチャンミンは笑い出した。
わたしは全然面白くないけどっ。
だから、軽くチャンミンを睨んだ。
CM「思い出し笑いか？ん？」
くしゃくしゃっと頭を撫でられる。
わたしが口を開こうとすると、
CM「あー言わなくていい。だいたいの想像はつく」
ニンマリとチャンミンが笑った。
その笑い方が、なんとくなくイヤらしく感じるのはわたしだけだろうか。
CM「おいで」
手を大きく広げたチャンミン。
素直にわたしは胸の中にダイブした。
CM「勢い良過ぎっ」
そして、また笑う。
「おいでって言うからっ」
CM「もっと尻尾振って来て」
上目使いにチャンミンを見て、わたしをマンドゥイを見るような目で見てないか確認した。
やっぱり最初に似てると言われたことが、心の中にいつもあるから。
もう、ちゃんとわたしを女性として見ててくれてるよね？
CM「あー！もう、そんな目で見たらダメ。これでもかなり我慢してるんだ！」
急に大きな声になるチャンミン。
「…我慢？トイレ？」
早く行った方がいいよ。
チャンミンの腕の中からすり抜ける。
CM「あぁ？なんで離れる！」
「だって、トイレ？」
CM「我慢ってそっちのじゃなくて」
チャンミンがわたしの顎を摘んでちゅっと軽いキスを落とした。
CM「わかった？」
「キス･･･したかったの？」
CM「違う。もっとその先」
はにかむチャンミンの顔と言葉で、わたしは理解した。
「それは･･･」
付き合ってればそういう事もするだろう。
だけど･･･昨日恋人になったばかりで･･･
どうしよう･･･
戸惑うわたしにチャンミンは「ごめん」と謝って肩を落とした。
CM「がっつき過ぎてかっこ悪い」
「かっこ悪くなんかないよ！若い男の子ならそういうもんじゃない？」
CM「かわいすぎるAが悪いんだ。そんな短いスカートはいてあんな目で僕を見るから」
かわいいとかは別として、
なんでわたしのせいになってんの？
CM「あー！僕は何言ってんだ」
頬を赤くしたチャンミンが両手で顔を覆う。
「クスっ。わたしのせいにして、スル？」
ぱっと顔から手を離し、わたしをジッと見たチャンミンは何か葛藤しているような目をしていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
