＊75 ゴリラみたいな-CM ページ25
バンから降りた僕は足取りも軽く、エレベータへと乗り込む。
隣で口をへの字に曲げ、大げさにわき腹を押さえたヒョンが恨みがましい目で僕を見るけど、無視無視無視。
YN「ヒョンのわき腹がこんなに痛むのはなんでだろうね？」
CM「…………」
プイっと顔をそらして、僕は知らん顔。
YN「チャンミナはさ、手加減って言葉知ってる？」
CM「…………」
うるさい。
口に拳を突っ込んでやればよかった！
YN「僕は男だからいいけど、Aちゃんは女の子なんだから優しく扱ってあげないとダメだよ」
CM「あぁん？なんでここでAの名前が出るんですかっ！」
YN「だってさぁ〜、あんなゴリラみたない力でAちゃん抱きしめたら、グチャッてAちゃん潰れちゃうよ？」
言うにことかいて、ゴリラってなんだ！
ふざけんなっ！！！
CM「ヒョンはバカですね。ほんっとにバカです！Aちゃんって呼ぶなって何度言ったらわかるかぁーーー！」
グリッと拳を鳩尾に入れさらにグリグリと拳を回し、フッと笑って、
CM「潰れるわけないだろ！僕は好きな子にはすっごーーーく優しいんですよ」
YN「ﾁｬ…チャンミナぁ〜〜〜、息が苦しいよぉ〜」
ヒョンがゲホッとなったところで拳を引くと、エレベーターが開いた。
僕は何事もなかったのようにエレベーターから出て部屋へと向かう。
後からヒョンが小声でブツブツと「チャンミンってほんとにヒドイ」と何度も言ってるのが聞こえてきたけど無視して、自分だけさっさと部屋の扉を開けてバタンっと思いっきり閉めた。
すぐに電話したい気持ちを抑えつつ、計画通りにシャワーしてから夕食。
今日は家政婦のおばさんが作ってくれたもの。
ヒョンと僕の分をチンして、テーブルに並べた。
CM「ヒョン、遅い」
いつまで待っても浴室から出て来なくて、イライラ。
どうせまたシャワーを浴びながら歌って踊ってるに違いない。
目の前の料理は早く食べろよ！と言わんがばかりに美味しそうな匂いをホワンホワンさせ、僕の鼻腔をくすぐる。
お腹はグーグー鳴ってるし、Aの声が早く聞きたい。
ヒョンなんか待ってられるかっ！
CM「いただきます」
両手をキチンと合わせてから、目の前の料理をガツガツと食す。
満たされていく胃に上機嫌な僕。
まだ足りない。
ヒョンの皿のも少し食べて、ご馳走さま。
部屋に戻ろうと立ち上がったところで、ヒョンが上半身裸でガシガシ髪をバスタオルで拭きながらやって来た。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
