＊52 むにむに ページ2
細身だけど、筋肉のついた逞しい腕にドキドキと心臓がせわしない。
この腕に何度か抱かれ、一緒に朝まで眠ったんだと思うとさらにドキドキが増しすぎて胸が痛くなる。
CM「思ったんですけど、Aってドジですね。しかもけっこうむにむにてしてます」
ドジなのは認めるけど、むにむにって何？
抱きとめられたままのわたしを引き寄せ、耳元で囁くように、
CM「抱き心地がいいってことです」
「･･･はい？」
むにむに→抱き心地？
CM「食いしん坊だから･･･ですね？」
クスクスとチャンミンが笑う。
「はっ！」
言われてることに気付いて、チャンミンから離れた。
「･･･チャンミンの周りにはスタイルのいい人ばっかりだもんね」
しょうがないってわかってるけど、落ち込む。
立ち止まって下を向いていると、チャンミンが顔を覗き込んできた。
CM「抱き心地がいいって褒めてるんですよ」
「･･･そんなの褒めてない」
やっぱりスタイルが良くてキレイって言われたのが女心。
だからと言って、何も努力してるわけじゃないから落ち込むのはおかしいんだけどね。
CM「僕が好きな感触だからいいんです」
チャンミンに手を取られ、また歩き出す。
CM「悩んでも無駄っ。そのままでいて？」
「チャンミンが･･･いいならいいけど･･･ダイエットした方がいい時は言って！がんばるよ？」
CM「ほんとに？大将のラーメン食べれなくても？」
それはすごく悩む。
大将のラーメンは絶品で、わたしの中で食べ物ランキングがあるとしたら、ダントツに一位なのに。
それが食べられないなんて･･･
「･･････それは困る」
うん、すっごく困る。
だけど、愛しいチャンミンの為なら･･･
「困るけど、やっぱり我慢出きる」
かっこ良くてスタイルのいいチャンミンの横に堂々と立てる彼女でありたい。
「背はもう伸びないけどいいかな？」
今にも吹き出しそうなチャンミンの顔。
「やっぱり背もあった方がいいのか･･･どうしよう･･･」
そして、とうとう手を口元に当てて大笑いし出した。
「ええっ！ちょっと･･･なに？」
CM「面白すぎます。ひとりで悩んでひとりで喋ってる」
「あっ･･･だって･･･チャンミンに似合う彼女になりたくて、すごく葛藤してて･･･ラーメンよりやっぱりチャンミンが好きだから･･･ﾓｺﾞﾓｺﾞ･･･」
CM「ラーメンと僕を比べて悩むなんて･･･ぷぷっ･･･あははっ」
どうも笑いのツボに入ったらしい。
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革ベルト
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ゆめら(プロフ) - KTさん» はーい！ゆっくりですが更新していきますねー (2017年3月17日 21時) (
レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！ (2017年3月17日 21時) (レス) id: 5d9e5ffd54 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - 更新 うれしいです！ (2017年3月12日 9時) (レス) id: b0be9a4057 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ゆめらさんの描かれるチャンミンすごく魅了的で素敵です。これからも楽しみに更新お待ちしてま-す(^O^) (2016年2月12日 8時) (レス) id: cc79719a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - ららさん» ありがとうございます！ (2015年10月21日 23時) (レス) id: ef19f34a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：https://twitter.com/yumera
作成日時：2012年4月30日 21時
