＊03 ここに彼がっ！ ページ3
会社帰り、週１で通ってるお気に入りのラーメン屋さんに行くことにした。
裏通りにあるから、お客も少ない。
だけど、知る人ぞ知る名店。
何年も通ってるから、超常連になってる。
大将とも仲良くて、色々聞いてもらってるんだ。
もちろん、チャンミンのことも。
大将は気さくな50代のおっちゃん。
地方から出てきて、東京で一人暮らししてるわたしにとってはお父さんみたいな人。
お店の戸を開けると、大将がいつものように大きな声で笑顔で「いらっしゃーい」って声をかけてくれる。
「大将、こんばんはー」
大将「おお、Aちゃん！いつもの？」
「はい、いつものっ！」
いつものとはお店にないメニューで、わたしのリクエストで作ってもらったラーメンセット。
激辛もやしラーメンとチャーハンと餃子。
どんだけ食べるんだっ！って突っ込みはやめてね。
日本人女性の平均身長よりも小さいけど、大食いのわたしには普通のセットなんて全然足りないの。
大将「そうそう、昨日な、Aちゃんの好きな子来たよ」
「えっ？」
大将「ほら、いっつも言ってるだろ。チャンミンとか言う子」
「う、そ・・・？似た人じゃなく？」
大将「あんだけAちゃんに写真やら見せられてたら覚えてるって。それに、チャンミン君じゃないかって聞いたらそうですって言ったよ」
「ええっーーー！喋ったのーーー」
ここにチャンミンがっ！！！
うそだうそだっ！
昨日、来ればよかったっ！
「どこに座ったの？」
大将「そっちの奥の席だよ」
大将が指す奥の席に飛んで行って、着席。
思わずテーブルに顔を埋めてしまった。
わたしの変態的行為にきっと大将は苦笑いしてるに違いないけど、少しでもチャンミンを感じたいんだからしょうがない。
大将「Aちゃん、ほんとに好きなんだねぇ」
「また来るかな？」
大将「また来てよって言ったら、はいって言ってたけど来るかなー」
「はいって言ったんだーー！！！大将、毎日来ていい？」
大将「わはははははっ。Aちゃん、大丈夫？すごく顔が必死だよ」
「だって、ほんとに好きなんだもん」
大将「知ってる知ってる(笑)今日は、そこで食べるかい？」
「もちろんです！」
チャンミンが座った席で、チャンミンを思いながら食べるラーメンがいつも以上に美味しくて、ほくほくした気分になった。
ほんとに毎日来たいけど...
毎日ラーメンってデブ活まっしぐらじゃんか...！
＊04 はじめてのラーメン屋さんーCM→←＊02 ひとめぼれ
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ゆめら(プロフ) - ひかり♪さん» やめられませんねっ！ (2012年5月2日 13時) (
レス) id: c99803d11c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - chizuさん» ひっそり片隅で妄想中です。なので、人気があるとかちょっと驚いてしまいます。わたしの中では、chizuさん大人気ですよ！もう何度読み返したかわかりません。ｽﾄｰｶｰのようにｗ (lllﾟДﾟ)ﾋｲｨｨｨ!! (2012年5月2日 13時) (レス) id: c99803d11c (このIDを非表示/違反報告)
chizu(プロフ) - あまりたくさん小説を読んでないので…すっごい人気のある方でビックリしました(☆∀☆)今まで気付かなかったあたしイヤン…。じっくり読ませていただきます♪ヽ(´▽｀)/ (2012年5月2日 2時) (レス) id: 323c550303 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - chizuさん» うわぁー、まさか見つけていただけるとは思いませんでした。すごく恥ずかしいです(*ﾉｪﾉ) 文章苦手で･･･サラッと読み飛ばして下さい。 (2012年5月2日 2時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 彼らのおかげで、同じ想いの人と触れ合えて嬉しいです。いつもコメ、ありがとうございます<(_ _)> (2012年5月2日 2時) (レス) id: 321900d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2011年11月28日 1時
