Love or Lies (ページ8)

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『廉くん！ダメ、離して！』

廉「それさぁ、好きって感情とは違うよな、それ、ただのファンやで。…いやぁ、嬉しいよ？ファンがおるって、けどさぁ」

急に廉くんは私の方を向いた

廉「大事な子傷つけるようなファンは要らん。」

廉「そんなやつばっかなんやったら、ファンなんか要らん。」

その時、感じたことの無い気持ちが湧き上がった。
もう戻れない、こんなの、ほぼ告白じゃ…

廉「次こいつに変なことしたら、マジで容赦せえへんから。その後ろにおるバット女も。先輩やからって容赦しませんよ。」

廉「あと、俺校則破りのようなことする子、あんま好きやないんで。俺は校則きっちり守る "いい子" が好きなんで。みんなに言うといてください。じゃあ、」

廉「………A、行くよ」

『あっ、うんっ』

先輩たちが見えなくなったとき、急に廉くんが大きなため息をついてその場にしゃがみ込んだ

廉「はぁぁぁぁぁぁぁ、っ、」

『えっ、廉くん？どうしたの？』

廉「いや、怖かった」

『……………へ？』

廉「女ってなんであんな怖いん？こんっな細い女の子にバット振ろうとしてたんやろ？危なかったァ、怖かった～～俺ビビリやからさぁ、無理やねんなぁあーゆーの。ほんま怖かった！」

一緒にしゃがみ込んだ私の手を取ってぎゅっと握った。

『……ごめんね、』

廉「ホンマに！なんであんなノコノコ着いてったん？おれクラスの子に言われるまで知らんかってんから！お人好しすぎんねん！あとなぁ…！！」

この後10分くらいお説教をくらった。

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