仮面外れな 2 ページ6
そうして手をかけた自分は無馬さんと同時に仮面を外した。
nsm 視点
僕はAのことを愛している。
だからそろそろ仮面の下を見せてくれてもいいのでは無いだろうか。
そう思い、僕は目の前のAに言った。
『ねぇ、Aその仮面外してよ。僕、Aがその仮面外したところ見た事ないんだよね。』
僕の目の前で書類管理をしていた彼女は、一瞬僕の方を向いたが、そのまま書類管理に戻っていった。
人のことをなんだと思っているのか。
ねぇ、流石に無視は酷いんじゃない?A?
その少しの怒りを込め、手首を掴んだ。
最初は驚いたようだったがその仮面のせいで表情は見えない
そのまま少し経つともう僕のことは気にしていない、そんな様に見えた。
その態度に僕は更に怒りを込めた。
我を忘れ、このか弱く、細く、しなやかな、まだ何も知らない純粋無垢な手首を、折ってしまおうか。そんなことを考えた。
だが、彼女の声でそれは掻き消された。
「なし、まさん…!そろそろ離してください！」
……!あぁ、そうだ。Aにも感覚、感情はある。
表情が見えなくとも感じられるものはある。
でも…でも…!僕はAを愛している!
誰にも負けない大きい綺麗な愛をもっている僕は…
僕だけは見てもいいのでは無いだろうか?
そう思った。
『ごめんね?Aが僕のこと全然見てくれなかったから……
で、仮面は外してくれるの?』
僕は謝罪の気持ちも込めた、でもそんなことよりもその仮面を外してよ。その気持ちが大きかった。
「というか、無馬さんがそれを言うなら無馬さんもその仮面外してくださいよ。」
『僕?あぁいいよ。じゃあ僕も外すからAも外してよ。』
僕はいいんだよ。最愛の人には仮面の下を見せてあげる。
だから、どんなに醜い感情を知ってしまっても僕のことを許してね。
A視点
外して、3秒ぐらいは目をつぶっていた。
好きな人にこんな醜い仮面の下を見られるなんて…
そう思ったが、どんなに醜くても無馬さんが見たいと言った。その言葉に全てを押し付けた。
そうして覚悟を決め、目を開いたとき。
目の前には仮面を外した無馬さんがそこに居た。
何かを言おうとしても、目の前の人の美しさに霞んでしまい、首が絞められたような感覚になる。
しかもその顔からは優しさが垣間見えた。
暖かい視線、何かむず痒くなり、無馬さんから目を逸らした。
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ruru(プロフ) - kinありがとうございます。最高過ぎです！ (2024年6月9日 20時) (
レス) @page50 id: 4ccba49aa8 (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - いつも更新を楽しみに待って読んでいます。リクエストです。kin/o-とのドロドロの物語を読みたいです！桃要素が有ると個人的に嬉しいです！これからも更新頑張ってください！楽しみに待ってます (2024年6月6日 23時) (レス) id: 4ccba49aa8 (このIDを非表示/違反報告)
Kyo_(プロフ) - 有難いご意見ありがとうございます🙏現在作成中のお話が終わり次第、修正してセリフ分けしたものを出させていただきます！改めまして貴重なご意見ありがとうございます！ (2024年5月19日 18時) (レス) id: 7c086b181e (このIDを非表示/違反報告)
ブルーベリー - すみません！書き忘れてましたすみません！すみません！最愛の【van】の事ですすみません！↓。 (2024年5月14日 10時) (レス) @page23 id: ce62ef4172 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーベリー - すごく好きです！、ですが…少しだけモヤモヤするのです、それは誰がどのセリフをおっしゃっているのかが分かりにくい事です名前「セリフ」といった形式で表示していただければ分かりやすいかと語りかと思って読んでいたらセリフだったて事が多かったのですみません (2024年5月14日 10時) (レス) @page28 id: ce62ef4172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kyo_ | 作成日時：2024年5月1日 20時
